EU、対露制裁を9月まで延長…追加も協議へ | 国際そのほか速

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 【ブリュッセル=三好益史】欧州連合(EU)は29日に開いた緊急の外相理事会で、ロシア政府幹部らに対する資産凍結と渡航禁止の制裁期間を今年9月まで6か月延長することを決めた。

  ウクライナ情勢が一段と悪化すれば、追加の経済制裁を行う準備を始めることも合意した。

  理事会の総括文書では「ウクライナ東部でロシアが(親露派)武装勢力への支援を続け、さらに強化している証拠がある」とロシアを非難。停戦に向けてロシアが影響力を行使するよう求めた。

  ロシアが昨年3月にウクライナ南部クリミアを編入した際、EUはロシアに対する制裁を発動し、期間は1年間だった。追加制裁については2月12日に開くEU首脳会議で協議する。