秀丸マクロ, Word VBA, or the like -69ページ目

パソコンとマクロとの付き合い (特許翻訳)

今から7年前、某特許事務所に就職し、
初めて特許翻訳という仕事を始めました。

ひっでぇ文・・・・いやいや、難解な技術内容が書かれた文書は衝撃的でした。
一文が長い!どこで切れるんだ・・・?何が言いたいんだ?
ってな感じでした。

パソコンとマクロとの付き合い (エクセル)』で紹介した方法はとてもじゃないですけど使い物になりません。

とにかく、一文一文じっくりと読み解かなければならなくて、
そのために、段落を句点『。』で改行していきました。

でも、何度も句点を探しては、改行という作業をやるのは面倒くさい。
そこで、パソコンに詳しい子をつかまえて相談。
「^p」というのが、改行を表す文字だという情報を入手。

早速「。」を「。^p」で一括置換してみました。
文書全体を、文章毎に改行することに成功しました。

でも、その後段落に戻さないといけないので、
これを発展させて、
(1) 「^p」 --> 「^p--new para--^p」: 段落の区切りマークを挿入。
(2) 「。」 --> 「。^p」:各句点で改行する
という手順で原文を加工してから翻訳を行っていました。
こんな感じです↓(動画内の文書は無作為に拾ってきた日本国公開特許公報の一部です。)



逆に訳し終えた物は、
(1) 「^p」 --> 「 (スペース)」:改行を全て削除する。
(2) 「--new para--」 --> 「^p」: 段落の区切りマークで改行する。
という手順で元に戻していました。
こんな感じです↓(動画内の文書は無作為に拾ってきた英文明細書です。)



と、まあこれまでマクロとはほとんど関係ない話ばかりしてきましたが、次回から少しづつマクロが出てきます。