パソコンとマクロとの付き合い (エクセル)
ふと思ったんだけど、このシリーズの見出し『パソコンとマクロとの付き合い』は、
別にパソコンーマクロとの付き合いじゃないですよ。
自分 VS パソコン及びマクロの付き合いです。
前回の『パソコンとマクロとの付き合い(発見)』にも少し関係しますが、エクセルを使った工夫についてお話します。
これは、取説のように原文がコンパクトに仕上げられていてかつ、類似する文章が多い場合に有効です。
マクロも何も使っていません。
今から考えると、すごく地味で手数の多い方法なのですが、ベタ打ちで訳文を埋めていくよりは早くて楽でした。
(1) まず、原文のデータから、文字列だけテキストファイルに貼り付けます。
以下は飽くまでわかりやすくするためのサンプルです。実際はもっと複雑です。
-----------------------------------------
#1#する際には、メニューの[*1*] を選択してください。
@1@を押してください。
$1$が表示されます。
「&1&」を選択します。
「~1~」をクリックして終了します。
#2#する際には、メニューの[*2*] を選択してください。
@2@を押してください。
$2$が表示されます。
「&2&」を選択します。
「~2~」をクリックして終了します。
#3#する際には、メニューの[*3*] を選択してください。
@3@を押してください。
$3$が表示されます。
「&3&」を選択します。
「~3~」をクリックして終了します。
#4#する際には、メニューの[*4*] を選択してください。
@4@を押してください。
$4$が表示されます。
「&4&」を選択します。
「~4~」をクリックして終了します。
-----------------------------------------
文章中にアイコンの図やら写真やらが混じっている場合、テキストファイルに貼り付けたらそこが空白になります。後で復元できるように適当に記号で補います。
例: 「(アイコン)をクリックします。」
↓
「@icn1@をクリックします。」という具合です。
(2) エクセルを立ち上げて、テキストファイルの内容を全部コピーペーストします。
(以下の写真は、Open Officeの表計算ソフト)

こんな感じに貼り付きます。この後セルの大きさなどは適当に調整します。
(3) テキストファイルの内容が貼り付けられた列(以下、原文列)の左に列を挿入します。

ここでも、セルのサイズは適当に調整してください。
(4) 挿入した列の1行目から連番をふっていきます。
注1: このとき、1, 2, 3, 4とするのではなくて、001, 002, 003というような連番をふります。
注2: 単に、001と入力しても、左の0は自動的に削除されます。
最初にシングルクォーテーション「'」をつけて、「'001」とすれば、左の0も表示されます。

1番上のセルに「'001」と、ふって、右端をドラッグすれば自動で連番をふってくれます。
(丸の中をクリックしたまま下へドラッグする。)

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

(5) 1番上に、空行を挿入します。

(6) 連番のふられた列(以下、連番列)と原文列とを選択して、原文列を基本にデータの並べ替えを行います。

こうすると、類似する文章どれだけあるか一目瞭然になります。
(7) 類似する文章を一文だけ翻訳します。

このとき、いろいろとバリエーションのある部分は、記号に置き換えておきます。
(8) 翻訳文をドラッグしてコピーします。

数値が入っている場合は、ドラッグすると連番になる可能性があるので、普通にセルをコピーペーストするのが良いです。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

(9) バリエーションのある部分だけ手直ししていきます。

(10) 上記(4)と同様に1番上の行に空行を挿入して今度は、連番列を基にデータの並べ替えを行います。

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

これで、元の順番に戻りました。
この後、訳文の列だけコピーしてテキストファイルに貼り付けます。
以上のように、非常に手数が多くて地味ですが、この方法で、和文原稿200ページ程のマニュアルを見直しも入れて5日ほどで完成させることができました。
別にパソコンーマクロとの付き合いじゃないですよ。
自分 VS パソコン及びマクロの付き合いです。
前回の『パソコンとマクロとの付き合い(発見)』にも少し関係しますが、エクセルを使った工夫についてお話します。
これは、取説のように原文がコンパクトに仕上げられていてかつ、類似する文章が多い場合に有効です。
マクロも何も使っていません。
今から考えると、すごく地味で手数の多い方法なのですが、ベタ打ちで訳文を埋めていくよりは早くて楽でした。
(1) まず、原文のデータから、文字列だけテキストファイルに貼り付けます。
以下は飽くまでわかりやすくするためのサンプルです。実際はもっと複雑です。
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#1#する際には、メニューの[*1*] を選択してください。
@1@を押してください。
$1$が表示されます。
「&1&」を選択します。
「~1~」をクリックして終了します。
#2#する際には、メニューの[*2*] を選択してください。
@2@を押してください。
$2$が表示されます。
「&2&」を選択します。
「~2~」をクリックして終了します。
#3#する際には、メニューの[*3*] を選択してください。
@3@を押してください。
$3$が表示されます。
「&3&」を選択します。
「~3~」をクリックして終了します。
#4#する際には、メニューの[*4*] を選択してください。
@4@を押してください。
$4$が表示されます。
「&4&」を選択します。
「~4~」をクリックして終了します。
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文章中にアイコンの図やら写真やらが混じっている場合、テキストファイルに貼り付けたらそこが空白になります。後で復元できるように適当に記号で補います。
例: 「(アイコン)をクリックします。」
↓
「@icn1@をクリックします。」という具合です。
(2) エクセルを立ち上げて、テキストファイルの内容を全部コピーペーストします。
(以下の写真は、Open Officeの表計算ソフト)

こんな感じに貼り付きます。この後セルの大きさなどは適当に調整します。
(3) テキストファイルの内容が貼り付けられた列(以下、原文列)の左に列を挿入します。

ここでも、セルのサイズは適当に調整してください。
(4) 挿入した列の1行目から連番をふっていきます。
注1: このとき、1, 2, 3, 4とするのではなくて、001, 002, 003というような連番をふります。
注2: 単に、001と入力しても、左の0は自動的に削除されます。
最初にシングルクォーテーション「'」をつけて、「'001」とすれば、左の0も表示されます。

1番上のセルに「'001」と、ふって、右端をドラッグすれば自動で連番をふってくれます。
(丸の中をクリックしたまま下へドラッグする。)

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(5) 1番上に、空行を挿入します。

(6) 連番のふられた列(以下、連番列)と原文列とを選択して、原文列を基本にデータの並べ替えを行います。

こうすると、類似する文章どれだけあるか一目瞭然になります。
(7) 類似する文章を一文だけ翻訳します。

このとき、いろいろとバリエーションのある部分は、記号に置き換えておきます。
(8) 翻訳文をドラッグしてコピーします。

数値が入っている場合は、ドラッグすると連番になる可能性があるので、普通にセルをコピーペーストするのが良いです。
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(9) バリエーションのある部分だけ手直ししていきます。

(10) 上記(4)と同様に1番上の行に空行を挿入して今度は、連番列を基にデータの並べ替えを行います。

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

これで、元の順番に戻りました。
この後、訳文の列だけコピーしてテキストファイルに貼り付けます。
以上のように、非常に手数が多くて地味ですが、この方法で、和文原稿200ページ程のマニュアルを見直しも入れて5日ほどで完成させることができました。