秀丸マクロ, Word VBA, or the like -57ページ目

秀丸エディター

秀丸エディターとは、言うまでも無く斉藤秀夫氏によって開発されたテキストエディターです。

フリーソフトでは無くシェアウェアですがライセンス料は4200円でずっと使えるので、決して高い買い物ではありません。

トライアルもできますので迷っている方は、とりあえず試してみてください。
ダウンロードはここから。

さて、秀丸エディターについて語る前に、非常に基本的なところから行きます。

テキストエディターとは何?Windowsに最初から入ってるノートパッドとどう違うのか?

答えは同じものです。ノートパッドもテキストエディターの一種です。

世の中には、ノートパッド以外にも多くのテキストエディターが出ています。

無料の物もあれば有料の物もあります。

なぜ、MicrosofがWordという世界標準の優秀なワープロソフトを提供しているのに、わざわざ機能の少ないテキストエディターを使うのか?

答えは、機能が少ないからです。無駄が無いのです。

元々、テキストエディターというのはプログラマーや、ウェブサイトを運営している人が
ソースと言われるものを入力するのに使われていました。
ソースっていうのはプログラムのコードや、HTMLのタグなんかを連想してもらえばいいと思います。

つまり文字ばかりを大量に打たなければならない人たちがテキストエディターを使い、

そういう人たちの為に多くのテキストエディターが開発されました。

翻訳者も大量の文字を打つということではプログラマーと変わりません。

たまに図面や表をいじることがあっても、作業の大部分が文字を読んだり、打ったり、切ったり、貼ったり・・です。

極端な話、文字だけいじれれば大部分の作業ができてしまうのです。

Wordに付いてる、図形描画の機能だとかあれやこれやというのがいらないのです。

Wordにはそういう色々な機能が付いているため、若干もっさりとした動作になっています。

気になるほどのものではないですが、テキストエディターに慣れているとその違いはわかります。

起動するときの速さは比べ物になりません。
テキストエディターは大抵、ファイルをダブルクリックして物の2秒で編集できる状態になります。

Wordの場合、まずWordのタイトル画面?みたいなのが表示されて、その後編集画面が表示されます。

また、世に出回っているテキストエディターの中には、Wordには無い以下の優れた機能を持っている物があります。

Grep 検索(いわゆる串刺し検索というやつです)
強調表示

他にも、Wordのワイルドカードのような正規表現というものが使えるエディターもあります。

(Grep検索、強調表示、正規表現については、また後日詳しく説明します。)

さて、話を秀丸エディターに戻します。

秀丸には上で述べたGrep検索ができる、強調表示機能がある、正規表現が使えるといった特徴に加えて、もう一つ素晴らしい特徴があります。

それが、マクロの機能です。

秀丸マクロは、少し勉強すれば初心者でも簡単に作れます。

また、自分で作らなくても、多くの人達がマクロを書いてマクロライブラリーに投稿してくれています。

これらは無償で使うことができます。

有料のものがあるかもしれませんが、僕は聞いたことないです。



注意!!

決してWordが悪いと言ってるわけではありません

Wordにはテキストエディターにない多くの便利な機能が付いています。

あれだけ機能が豊富なのに、気にならない程度の速さで動きます。そこはやっぱりすごいです。

マクロについて言えば、Wordマクロも秀丸マクロも作ったことありますが、

僕個人の感想から言えば、全体的に秀丸の方が作り易いです。

勿論、Wordマクロのほうがやり易いこともあります。

例えばユーザーフォームを作って、ボタンを作ったりするのは断然Wordのほうがやり易いです。


こういう比較をしてみましょう。

秀丸エディターを含めて、テキストエディターを、普通の賃貸アパートと想像してみてください。

ライフラインは通ってるけど、必要な家具等は自分で調達しなければなりません。

でも、部屋のレイアウトも家具も全部自分好みで選べる自由さがあります。



一方Wordはマンスリーなんちゃらっていう家具付きアパートとしてみてください。

最初から全て必要な家具や、使うか使わないかわからないものまで揃っています。

そのかわり最初からあるので自分好みじゃないかもしれませんが文句は言えません。


ちょっとした単身赴任とかなら後者のほうが断然効率的です。

逆に長く住むなら、前者のほうが経済的です。


要は、秀丸エディターもWordも両方使いこなせるようになることが理想ではないかと思います。

これは秀丸のほうが早いから秀丸で、・・ここはWordじゃなければダメだからWordでという具合に、
時と場合によって使い分けれるようになるのがいいのかもしれません。



・・・つい、熱く語っちゃいました。