秀丸マクロ, Word VBA, or the like -53ページ目

正規表現とは

例えば、人探しを想像してみてください。

福沢諭吉』という特定の個人をさがすこともあれば、

職業の求人欄とかでよく見る、『新卒、理系、TOEIC760点以上』というように条件で人を探すこともあります。

正規表現とは、文書の文字にたいして後者のような検索を行うための条件のようなものです。

もっと、簡単に説明すると、Wordのワイルドカードの親戚みたいなものです。

ワイルドカードというのが、Microsoft Office版の正規表現と理解してもらえばいいかと思います。


詳しい使い方については、このブログでも必要に応じて説明していきますが、他にも多くの資料がネット上に転がってます。

あと、この本も非常に参考になります。

秀丸エディタ 正規表現&マクロ厳選テクニック/阿部 友計

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先程も述べたとおり、Wordのワイルドカードと似ており、使い方も結構似ていますが、異なる点をざっくりですが以下に述べたいと思います。

正規表現と一言で言ってもいくつか種類があるのですが、ここでは、秀丸既定の正規表現(HMJRE)の話をします。

まず、秀丸の正規表現では、
改行を表す文字は、「\n
タブを表す文字は、「\t
任意の一文字は、「.
直前の文字の文字の繰り返しは、「+」 or 「?」 or 「*
です。

これが、ワイルドカードだと
改行が、「^13
タブが、「^9
任意の一文字は、「*」 or 「?
直前の文字の文字の繰り返しは、「@
です。

他にも、正規表現には、ワイルドカードに無い物がいくつかあります。

『又は』という意味の 「|

(baaa|vaaa)は、「baaa」と「vaaa」のどちらかという意味です。

行頭(段落の頭)を表す「^
↑これ、めちゃくちゃ便利です。

行末(段落の末尾)を表す「$

これら以外にも、ちらほらワイルドカードと違う点はありますが、それらは追々説明していきます。

検索ダイアログ(ctrl + F)の、『正規表現(R)』にチェックを入れて、
検索文字列を入力するとこの横にある小さい右矢印をクリックすると、
正規表現のリストが見れます(下図の赤丸参照)。

$秀丸マクロ、ワードマクロ、翻訳ネタ、or the like-検索ダイアログ(正規表現リスト)

正規表現ワイルドカードも小難しそうってイメージがありますが、どちらも慣れです。

慣れれば、スラスラとパターンが打てるようになります。

使えるようになると、いろいろと便利ですよ~~~

僕は、ワイルドカード、正規表現がなくなったら、翻訳辞めます
・・とまでは言いませんが、それくらい便利です。