秀丸マクロ, Word VBA, or the like -38ページ目

秀丸の弱点と補完(まとめ)

またまた、しばらくぶりの更新です。
ちょっと時差がありますが、

以前からの秀丸の弱点とその補完方法についてまとめます。

■Word文書の文字書式

下線、イタリック、ボールド、取消部分、下付き/上付きについては、
拙作のWordマクロ、『Word⇔秀丸TextProcessor(2)』を使って、HTMLタグのようなタグで挟みます。

また、同マクロでWordのコメント機能を使って挿入したコメントもタグで挟まれた文字列に変換できます。

逆にタグが付いた状態の文字列を秀丸から『Word⇔秀丸TextProcessor(2)』に貼りつけて、書式を復元することも出来ます。

併せて、秀丸での編集時に拙作『書式タグ付与マクロ』も必要に応じてご活用いただければと思います。このマクロは、選択した範囲をボールド等の書式用タグで挟むものです。

参照記事:
秀丸の弱点(文字書式)
秀丸の弱点(文字書式)-補足
秀丸の弱点(コメント機能)
Word⇔秀丸TextProceesor(2) &書式タグ付与マクロ


■特殊文字や記号

特殊文字についても、上で紹介している『Word⇔秀丸TextProcessor(2)』で処理可能です。

参照記事:
秀丸の弱点(特殊文字・記号)


■オートコレクト機能
これは、オープンソースのプログラム(無料のプログラム)のAutoHotKeyで実現することが出来ます。

参照記事:
AutoHotkey
AutoHotKeyのインストール方法
AutoHotKey Scriptの作成
AutoHotKeyの終了の仕方


■スペルチェック機能

AutoHotKeyでかなり、スペルミスは削減出来ます。
後は秀丸でもスペルチェックができるマクロがありますが(aspellで検索してみてください)、
僕は出来上がった文書をWordに戻してから最後にスペルチェックを行っています。


■表の編集機能
表は、簡単なものならそのまま秀丸に貼りつけて編集することが出来ます。
表を秀丸に貼り付けると、列と列との区切りにTabが入り行と行との区切りは改行になります。
この、Tabと改行の数や位置関係を崩さなければ、そのままWordに貼りつけて表に戻すことが出来ます。

複雑な表については、Wordで直接編集したほうがいいです。

参照記事:
パソコンとマクロとの付き合い(発見)
パソコンとマクロとの付き合い (エクセル)

■図形描画
特許翻訳ではまず関係無いので必要ないと思っています。



以上、秀丸へ乗り換えたいけどためらっていらっしゃるかたの参考になれば幸いです。