インド富士 ★★★★☆ No.119

おもてなし度 ★★☆☆☆


インド富士

こちらは写真撮影禁止のメモ書きがいたるところに貼ってあるので、小心者としては許可を取ることさえできませんでした。なので画像は店の外観のみです。


カフェで働いていそうな若めの男性二人で切り盛りされており、店内はほぼ埋まっています。

色々話題のブリカレーとチキンカレーをオーダーし、サーブまでには10~15分はかかったでしょうか。


激ウマです!私の思い描く完璧な美味さのチキンカレー、そして磯の風味がよく出た美味さ爆発のブリカレー。申し分ないですね!

自分で作れたらどんなに嬉しいことでしょう!そんなカレーでした。



カムイ ★★★☆☆ No.120


おもてなし度 ★★★☆☆


秋葉原や岩本町からほど近いスープカレーのお店です。

小さな間口を潜ってみてビックリしたのは、すぐさまカウンターでオーダーをしなければいけないシステムだったこと。

予習もせずに来店してしまったので、店員さん二人に無言で待たれる中で何にするかを即決するのはちと厳しかったですね。


さて、6畳あるかないかという狭さの店内にはもちろんテーブルはなく、2階へ上るよう促されれば、そこにもとっても狭いカウンター席が6席。

壁一面に秋葉系のイラストがずらりと並び、何人もの常連らしき漫画家さんたちのメッセージも掲示されています。


カムイ チキン野菜カレー890円
カムイ チキン野菜カレー890円


札幌系スープカレーの一つみたいですが、例えばマジックスパイスとはちょっと違うスタイルですね。

しっかりと出汁が出ていて、欧風を思わせる雰囲気があります。



トリコカレー ★★★☆☆ No.121


おもてなし度 ★★★★☆


ピピカレーという店が場所を新たにして営業を始めたのが、こちら『トリコカレー』だそうです。

なぜか勝手に3色を表す”トリコロール”の”トリコ”が店名の由来なのではないかと思い込んでいましたが、たぶん”虜”の方が正しいでしょうね。

そうなると、岩本町の『カレーノトリコ』と単語の並べ替えみたいな。……どうでもいい話でした。


トリコカレー サラダ
サラダスパです!何か嬉しいですね。

日替りEcoランチ850円 ピピカレー1000円
日替りEcoランチアボカド+ミンチ850円
ピピカレー 1000円


超濃厚ルー!何というか、まるで片栗粉でも使っているかってくらい強いとろみがあります。

それをチキンスープで伸ばして頂くというスタイルなのですが、私にはいまいちピンときませんでした。

ルーとスープが馴染まないというか、相乗効果で美味さが増した実感はありませんでした。

それよりも、食べ進む内に次第にチキンの臭みが気になってしまうようになり、反って辛くなってしまいました。

御覧のように最高のビジュアル、玄米が選べる上に、栄養価もなかなかでしょうし、CPも上々と来れば、リピート必至の一店舗ですね!

カレーノトリコ ★★★☆☆ No.122


おもてなし度 ★★★☆☆


関西から満を持して上京した方(?)が始めた店、その名も『カレーノトリコ』。

色んな意味で、カレーへの愛情を感じますね。

さて、こちらのカレーが面白いのは、コンニャク入りの欧風牛すじカレーとインドカレーの2つのみで勝負しているところ。

インドと欧風のいいとこどりというコンセプトは、トプカに通じるものがあります。

ところで、牛すじは何のアレンジもできない単体のカレーなのですが、インドの方は具材を選べて、辛さも調整できるとういうアレンジできるタイプとなっています。

バリエーションの少なさをそのような選択肢で埋め合わせているんでしょうね。



カレーノトリコ
あいがけカレー 1200円


さて、牛すじはコンニャク入りという点からも想像ができるように、何となくドテ焼きに通ずるみそ風味(?)があるようなないような。甘じょっぱいです。

インドの方はメティリーフがフンダンに乗せられて、なんとも魅惑的なビジュアル!

スパイス加減も秀逸で、深みもあって、食べ応えも十分。


たぶん、インドカレーの方だけで十分なのですが、牛すじカレーがないとちょっと寂しいような、かと言って牛すじにそれほどは魅力がないという、完結しているんだか、まとまってないんだか分からないような不思議な食後感です。


まあ、あいがけで1200円もするなら、1000円ちょっとであいがけにできるディランに行く方が色々とお得かなぁ。



カレースタンド プラック ★★★☆☆ No.123


おもてなし度 ★★★☆☆

カムイに続きまして、こちらも秋葉の洗礼を受けたかのようなオリジナルスタイル。

あの、エリックカレーのお墨付きだそうですね。


プラックセット 850円
プラックチキンカレー・ポーククルマカレー・南インド風野菜カレーのトリプル 850円


カレーの表面に、ガラムマサラのようなものやメティリーフのようなものが振ってあるのはフレッシュな香り付けでしょうかね。
それほど特色のあるカレーではなかったですが、とにかく安いのが素晴らしい!

財布の中身を気にせず食べられるインドカレーはなかなかありませんが、こちらなら安心。

どちらかと言えば、インドカレー初心者向けな味付けだとは思いますが、だからこそ多くの方に支持されるカレーであるとも思います。


PLUCKカレーライス / 岩本町駅神田駅秋葉原駅
夜総合点★★★☆☆ 3.5

おもてなし度 ★★☆☆☆


オープンしてからずっと話題のお店、ディラン。


シェフは銀座の北インド料理の名店『グルガオン』にいたそうで、仲良くなったインド人コックらから料理を教わってきたのでしょうね。


これまでの来店は2回、味わったカレーは4種類。でも訪店回数は10回くらいに上ります。だって、行っても早仕舞いだったり、開店が遅れてたりすることばかりで。

 結局ランチタイムには一度も行けてないので、バイトは使ってるのかもしれませんが、夜は一人でこなしているので仕込みが追い付かないのかもしれませんね。


さて、料理はすべて(じゃないかも?)いわゆるマサラです。

 ここで言うマサラとは、カレーよりも水分が少なく、ぽてっとした仕上がりになったタイプのカレーのことで、具材とグレービーを炒め煮にして作られます。


マサラは水分を控えている分だけ原価が高くなります。マサラ一食分を水で伸ばしてカレーにしたら二~三食分にはなるでしょうから、商売として原価率を考えればカレーを選ぶのは当然のことです。

 それを敢えてマサラで勝負しようという心意気はまことに素晴らしいです!


実際、非の打ち所のないカレーばかりでした。


ディラン ラム茄子とキチン
ラムと茄子、キチン のハーフ&ハーフ 980円

サンマタマリンド、ラムとほうれん草
ラムとほうれん草、サンマのタマリンドソース のハーフ&ハーフ 980円


特に『サンマのタマリンドソース』はタマリンドの酸味が旨みに昇華していて秀逸でした。


何を使っても美味しくしてしまう、それほど洗練された技量とセンスの良さを感じられます。


もしもっと機会があったなら、まさにヘヴィーリピートしているでしょうね。

カレーライスディラン
地図:カレーライスディラン

TEL:0332923505
住所:東京都千代田区神田駿河台3-3-3K&T.Tビル2F
ミセコレ


ディランカレーライス / 新御茶ノ水駅小川町駅淡路町駅
夜総合点★★★★ 4.0

メーヤウを辞めてまで始めたかった店? バンビ カレー馬鹿113


おもてなし度 ★★★☆☆


白山通りに今も『メーヤウこちら→』っていう看板が残っているんです。

「あれっ、あったっけ?」なんて行ってみると、そこにあるのは『ばんび』です。


私にとってのメーヤウは名店の一つなので、「その名を捨ててまで作りたかったカレーがある!」っていう挑戦の表れなんでしょうね。


さて、メニューを広げてみれば、欧風からインド系、タイ系と幅広い。こういうのって、節操ないなぁと思ってしまうんですよね。

 メーヤウ系列と考えればタイ系を選ぶべきなんですが、ここは気まぐれに選んでみました。



ばんび Bセット 1100円
Bセット(ポークカリー&辛口バターチキンカリー) 1100円


ばんび Bセット 1100円
手前がバターチキン、奥がポーク

豚バラはほろほろと柔らかく仕上がっていて美味い!バターチキンのチキンも仕上がりが完璧です。

何の問題もありませんね!


ってことは、メーヤウを辞めた理由は……欧風カレーをやりたかった?

んー……、でもビーフはないんですよね~、不思議。




かなりの僻地で頑張る最後の生き残り ボルツ カレー馬鹿114


おもてなし度 ★★★★☆


竹橋駅から徒歩5分の立地と言えども、この神田錦町3丁目界隈はほんとに人通りがありません。

車は多いんですけどね、首都高が頭上を通り、皇居のお堀に阻まれているため、客商売はし難い場所なんです。

 そんな土地柄なのに、さらに裏通りで頑張られているのが『ボルツ』です。


坊主頭のご主人はとても気さくな人柄。長いこと、飲食店一筋で頑張られてきたんでしょうね。

 辛さ調整が売りだというこちら、「3倍でタバスコ」「5倍で涙が止まらない」なんて脅し文句が踊っていてはちょっと怖くて7倍とかは無理です。


ボルツ ビーフと玉子 900円
ビーフと玉子 900円 +5倍ホット 50円

ゆで玉子がカレーの中に入っているのでびっくりしました。
お肉は柔らかく、旨みも残っているんですが、むか~しの食堂で食べたような風味がするんですよね。説明はできないですけど、これがマリネの結果なのか、何らかの仕入れ品なのか。

ボルツ ビーフと玉子 900円

欧風のようなとろみがないのは、やはりインドカレーを標榜しているためでしょうか、風味は欧風寄りだと思いますけどね。

 何と表現すれば伝わるのでしょう、あまりコクはなく、塩気は控えめで、微かな酸味、スパイス感はかなり弱めです。

 5倍ホット(=涙が止まらない)は、ほとんど何も発動しません。汗も全く浮かばず、口の中もヒリヒリせず、私の感覚ではレトルトカレーの中辛レベルです。

 ちなみに、皿の上方に付け合わせ4種を乗せてみました。

 ピクルスになった青唐辛子はさっぱりピリ辛、大根ピクルスは甘め、ヨーグルト漬け玉ねぎはさっぱり、福神漬けは甘味控えめコクのあるタイプです。

 これらで劇的に味が変わることはないですが、楽しく食を進められますね。


このスペアリブは完璧です! ボンディ神田小川町店 カレー馬鹿115


おもてなし度 ★★★★☆


職場の位置関係のため、ボンディ本店を飛び越えて小川町店へ行こうとはなかなかならないんです。

そして、話題のスペアリブカレーの2000円弱という価格も相当高いハードルですよ。


でも、珍しいこともあるものです。今回はたまたまその気になりました。

さらに嬉しいことに、限定10食のスペアリブカレーも残っていました!


ボンディ豪快スペアリブカレー¥1850
”豪快”スペアリブカレー¥1850


どーんと来ましたビジュアルは最高ですね!

リブ、うっま!リブ自体の塩加減が完璧じゃないですか!


リブを調理したことありますか?意外と難しいんですよ。

 ただ焼いただけでは生焼けになるか、固くなるしかないので、オーブンに入れる前に、茹でるか蒸すかしないと、ホロホロに柔らかく仕上がらないんです。

 その前処理も時間を掛けすぎれば旨みが抜けてしまうので、タイミングを計っていないといけません。

それこれ判断しても、こちらのリブはまさに完璧!

グレービーはボンディそのもの。

 そうなると、このリブ食べたさに、本店を飛び越えてこちらへ伺うことが増えそうな予感。それほどにこのカレーは傑作ですし、お奨めしたい逸品です。




ダイニングとは格好つけ過ぎ! マサラダイニング カレー馬鹿116

おもてなし度 ★★★☆☆


以前にマサラステーションへ出かけ、いずれこちらへもと思っていましたが、相当時が経ってしまいました。

 その理由は……、ごくありふれたカレーを出すんじゃないかと言う懸念でした。

 そして、その思惑は大正解でした。

日曜日の遅いランチタイム、ウェイティングがいるほどの大繁盛!なかなかやりますね。
 すぐに順番が回ってきて店内に入れば、ぎっしり並べられたテーブルにぎっしり人が押し込まれています。凄い……

 私の席も2つに分けられた片方の小さなテーブル。

目の前のキッチンでは次々にカレーが盛られ、焼かれたナンが運ばれていきます。

 私のカレーも数分でサーブ。店員がテーブルの横を無理に通り抜けようとするものですから、腰で私のナンを押し退けていきました。(  ゚ ▽ ゚ ;)オーマイガッ

マサラダイニング カレーCセット 1000円
カレーCセット 1000円(サグチキン・マトン・バターチキン)


なるほど、イメージ画像よりはだいぶ端折られた盛り付けです。味は想定内!やっぱりね。
とはいえ、あれほどの大人気ぶり。支持者は多いのですね。
ちなみに、この系列店はイケメンが多いですよ!



秋葉の老舗 ベンガル カレー馬鹿117

おもてなし度 ★★★☆☆

この店名、聞いたことがあるようなないような、なんて無粋は止めるべきでしょう。だって創業1973年だというんですからね、老舗中の老舗なんです。


さて、ベンガル地方をちょっと調べてみると、バングラディッシュとの国境にあり、66%がイスラム教徒、33%がヒンドゥー教徒だそうなんです。なのに、ビーフカレーが売りってあり得ないですよ。
 間違いなく日本人だけの経営だと思っていたんですが、あら、店員さんにあちらの女性がいらっしゃいますね。意外だなぁ。彼女はまかないに何を食べるんだろうなんて、余計な心配さえしてしまいます。


以前はベンガルカレーというのが一押しだったようですが、今は角切りビーフカレーが一押しみたいです。

ベンガル 角切りビーフカレー1100円
ベンガル 角切りビーフカレー1100円


もろ欧風のビジュアル。ライスの上にかけてみますと、

ベンガル 角切りビーフカレー1100円


うわっ、ビーフでかっ!これは嬉しいですね!

ところでグレービーはシャバシャバです。このあたりがインド風なんでしょうか。

なるほど、スパイスがバッチリ効いている感じで美味いですね。

 ただ、シャバシャバなのでどんどんライスに馴染んでいってしまいます。馴染んでしまうと、パンチも旨みもぼやけてしまうんですよね。

 そして、出た!ビーフの味が抜けきっている。ホロホロになっているのは賛同しますが、味が抜けるまで煮込んでしまったのは賛成しかねます。
 たまたまなのか、時間を変えて訪問してみたいですね。


ばんびタイカレー / 神保町駅水道橋駅御茶ノ水駅
夜総合点★★★☆☆ 3.5