最近はカレーを超えて、酒に合うような一品料理を食べたい願望が膨らんでまして、やはり夜に居酒屋を営んでいるような店こそ、その辺りに力を入れていると思うんです。カマルプールとかカッチャルバッチャルとかやるきとか……(全て未訪 (T T)。
その中、ランチでも一品料理を出してくれるという、ネパール料理の名店「味屋」へGo!
店主プルジャさんについては、ジュリアス・スージーさん が愛情深く教えてくれます。⇒
お店は堀之内橋交差点の間近にあるのですが、あまりに目立たないので一度通り過ぎてしまいました。
店内も質素でこじんまりしており、小柄なプルジャさんもカウンターに半分隠れるようにして出迎えてくれました。
初めは、無表情なプルジャさんにちょっと物怖じしそうになりましたが、こちらから話しかけてみるととてもシャイで親しみのある笑顔を向けて色々答えてくれました。真剣な眼差しで調理を進める姿は凛々しくもあり、美味しいものを食べさせたいという信念が感じられます。
ちなみに旦那さんは翻訳家か記者らしく、素晴らしく良いご夫妻だとネパール人の友人らが話してました。
「ドライマトンはありますか?」と尋ねて出てきたのが、ジャーキーでした。ネパールなどでメジャーなドライマトンとはちょっと違うようですが、カリッと揚がった部分と柔らかな部分とが混在していて、滲みこんだ濃いめの味がおつまみに最高!
中央にチウラ(干し飯)、手前から時計回りにチョエラ(羊の炒め物)、
カジャとはティータイムのおやつ的な食事のことだそうです。あちらではランチを取る習慣がなく、朝食と夕食の間の減った小腹を満たすのがカジャです。南インドのテイファン、ドーサと同じような習慣なのでしょうね。
炊いた米をわざわざ干して、さらに潰す、という手間をかけて作るのがチウラ。シリアルのような食感が楽しいです。
食べ方を聞いてみると、混ぜないで、それぞれをチウラと共に召し上がれということでした。
周りに飾られたアチャール2種、チョエラ、バトマス、それぞれに味が変えてあってどれも美味しいです。
ただ、普通のご飯の方がもっと美味しく感じそうじゃないかな。
こちらのモモは、まさに点心そのものですね。ターメリックの黄色がスパイスの国の料理だと思い出させてはくれますが、味はほとんど中華と変わらないような……。味オンチでスミマセン。
そして妻がオーダーしたロティをつまんでいる内にやはり、カレーを食べずにはいられなくなりました。
やはりマトンでしょ?
一食で3種のマトン料理を食べるなんて、いい経験ですよ。
単品でオーダーしたマトンカレーでしたが、ランチセットでも同じ値段でしたので、ライスで食べてみたい気持ちもあってセットに変更してもらいました。
当然です。普通にランチ一人前の量がありますよ。ほぼ満腹の身には過剰ですが、いざ。
う~ん、マトンの滋味がしっかり出たグレービーでうましっ!
焼き目が入れてあるのか、肉は表面がしっかり歯応えがあるものの、中はしっとり柔らか~。美味いなぁ。
右手の惣菜はカジャセットでも出てきたバトマスサデコのようですが、前出のものよりとろみが付いています。
左手の惣菜は、まるでほうれん草のお浸し。水っぽさも薄い塩加減もお浸しそのものです。口直しにはいいですね。
私はビールを飲みながら、妻は赤ワインを飲みながらの昼食は、食べ過ぎをはるかにオーバーしてしまいましたが、大変満足できるものでした。
最後に、プルジャさんの名言、もとい箴言を。
私「休みなしで働いてて大変ですね?たまにはネパールに帰りたいと思いませんか?」
プルジャさん「替わりに店を任せられる人がいれば帰りたいです。……
料理は心でしょ。心のある人がいないんです!」
~真面目に誠実に真心を込めて~
プルジャさんの料理に妥協はない。だからこそ身体から満たされるのでしょう。
ネパール居酒屋 味家
(ネパール料理
/ 北池袋駅
、巣鴨新田駅
、池袋駅
)
昼総合点★★★★☆ 4.0
FXにタイムテーブルがあったんです!⇒ユーザー増殖中!FXタイムテーブル ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ☆ ★