スパイスはカレー
にとって切っても切れないもの。
そして、アジアを見れば歴然ですが、ハーブもカレー
にとって切っても切れないもの。
そのハーブを極めたシェフがカレーを作り上げたと知れば、行かずばなるまい。
入り口から植物がいっぱい。ハーブじゃなさそうだけど……
小雨の降る祝日の午後1時40分頃でしたが、もう閉店準備が進んでいました。
本日のランチメニュー『ベーコンステーキ』など、魅かれるものが盛り沢山の中、もっともハーブが効いているとおっしゃる、名物のエルベカレーをオーダーしました。
久しぶりに食べたセロリが美味しい!サラダとほんのり甘くて風味豊かな紫芋のスープ(だったかな?)。
食べ終えた頃を見計らって、カレーがサーブされました。
野菜はレンコン・紫芋・ニンジン・ブロッコリー・カボチャ・玉ねぎ・キャベツ・ジャガイモ・エノキ、たぶん冬瓜……
ハーブはレモングラス、ライスの上にサフラン……
スパイスはクミン・クローブ……
情けないことにほとんど分かりませんでしたが、ナント野菜20種、ハーブ20種、スパイス20種をコラーゲンスープで仕上げているという、手の込んだ一品だそうです。
これが美味い!
肉を全く使ってないのに、凄い旨味とコク!
非常に失礼なことですが、化調を疑ってしまったほど深い味わい。
でなければグレービーを寝かせてるのではないかと聞いてみますと、出来立てがもっとも美味いとのこと。
これはスゴイことですよ!
スパイスの加減はとても繊細で、少しでも多めに使ってしまうとそのスパイスばかりが立ってしまって全体のバランスが崩れてしまいます。
ならばとグレービーを寝かせる(欧風)ことで、全体が大人しくまとまってくれるのです。
寝かせもしないで、一癖もニ癖もあるスパイスとハーブを40種類も調和させるなんて、神業です!
ご店主には、その感動を伝え、勉強のために再訪することを宣言してきました。
食後には、ハーブティーとミルクレープまでサーブされ、〆て800円。お得すぎるでしょ!
美味しいカレーを出す店は多々ありますが、その分値段もお高めで平均800円強でしょうか、スープ・サラダ・お茶・デザートまで付けて800円のエルブさんに見習う点は多いかもしれませんよ?
野菜ダイニング HERBE
(野菜料理
/ 中野新橋駅
、中野富士見町駅
、新中野駅
)
昼総合点★★★★☆ 4.5