~妄想天国~ 直子 第三章 その四 二人の直子 (((共振)))
★前回までのお話~
~妄想天国~ 直子 第三章 その三 八百万の神
https://ameblo.jp/sigenohisasi2019a/entry-12758795917.html
餓鬼がしきりに(((腰を振っている)))のが見える
((((まぐわっている))))最中なのだ
虹色:おぞましき光景では あるが…
お前の母かどうか、確かめぬ訳にも 行くまい
石積みの上に降りるぞ、良いな
~妄想天国~ 直子 第三章 その四 二人の直子 (((共振)))
虹色ら四人が石積みに降り立っても
(((まぐわい)))は しばらく続いた…
愛:あれが… 本当に吉祥寺先輩のお母さんなの…
愛はポロポロと大粒の涙を流している
爪:愛さん、泣くでない ここは地獄の果て、奈落なのじゃ
あれが直子の母なら、生きていることが奇跡と思え
しかし… 酷い出会いでもあるな…
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蜜子の上の餓鬼:あああおおっ・あうっ、うっうっ・・
餓鬼が動かなくなった... 果てたようだ
すると餓鬼の体が透けて気体のようになると
あっという間に蜜子のワギナに吸い込まれてしまった!
爪:なんと、餓鬼を食らったのか?
虹色:ちがうな、あれは「消滅」じゃ
餓鬼はこの世界でも浄化しきれない煩悩(ぼんのう)の沈殿物である
なので奈落を永遠に彷徨っているのじゃ
女は最後の未練を(((まぐあうこと)))で断ち切り
体内で消し去っておるのじゃ
信じられぬ… これは・・神仏の力じゃ💦
ことを終えて、全裸の女(蜜子)が立ち上がり こちらを見ている
一瞬 直子かと、思うほどの容姿に 皆は息をのんだ
もはや母と娘である事は疑う余地も無い
虹色:・・・やっと思い出したぞ!
そうじゃ、お前たちは
「彼の方」と そっくりなのじゃ!
直子:お母さん…
✨✨🌟✨✨
母の側に行こうと歩き始めると、直子の体が青白く光り始め
蜜子の体も同じように発光しはじめた
✨✨🌟✨✨
★昇り竜の男
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男:おっと、そこまでだ!
それ以上 近づいちゃ いけねえ…
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突然二人の間に現れたのは、人間の男であった
虹色:またも、人間が 現れおった!
「神の目」と「界層バリア」が、こうも簡単に
人間に突破されるとは信じられぬ
これでは全く機能しておらぬではないか・・
突然 現れた男を見て、直子は もっと驚いていた!
母との別れの日… 寒さで凍えていた夜に
登り龍の男が幼い直子の肩にかけてくれた
三日月の革ジャンは、切ない記憶である
🌙昇り龍が
大きな三日月を羽織って
自由奔放な淫乱女を
淑女に変えて従えている
あの日と同じ 三日月の革ジャンを 男が着ているのだ!
直子:あの時の人(昇り龍の刺青の男)なのね
お願い、母と話をさせて
昇り龍の男:・・お前は寒さに震えていた、あの時の・・娘なのか?
こんな魔界の果ての奈落まで、わざわざ会いに来たのか…
しかし、なあ… コチラにも色々と 事情があってなぁ
早い話が、お前ら母娘は同じ世界に存在しちゃいけないのさ
二人がこの石積みにいるだけでお互いの体が青白く光って
いるだろ、
(((共振)))しているのさ、これはかなり ヤバい状況なのよ
ここは何も聞かずに 人間界に帰ってくれねぇか
愛:ちょっと!先輩がお母さんと話をするぐらい良いじゃないのよ
昇り龍の男:誰も 動くんじゃねぇ!
<<<ドン!>>>
愛は男の放った「気」で 一歩も前に進めなくなった
呆れ顔の虹色が 愛の背中を摘んで、ヒョイと 後ろの爪に
虹色:爪よ、この娘をしっかり捕まえておれ
怖いもの知らずにも 程と言うものがある...
爪:あっ、はい 確と、承りました!
愛:💢私は爪さんと違って、猫じゃないちゅ〜の!
爪:こ、これ!
ここは虹色様にお任せするしかない
虹色:我は この娘らと同行する 桃源郷神下、虹色である
理由も言わずに 親子の再会を邪魔だてすると申すか!
昇り龍の男:桃源郷の虹色さんでも、ここはどうしても譲れねえ
どうか穏便にお引き取り願いてえ
虹色:それでは力ずくで 押し通るまで
それでもよいか!
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昇り龍の男:参ったなぁ・・ オイラも後には 引けねえのよ...
虹色:ならば、押し通る!
虹色が 破空の大薙刀を上段に構え
虹色:<<<<破空波!>>>>
薙刀を振り下ろすと
空気の弾丸が男を直撃した!
<<<ズドーー・・ン!!>>>
天の声👆:破空波(はくうは) とは、神下破空の大薙刀の威力の一つで
台風並みの風速をさらに圧縮して一点を攻撃する技である
鉄筋コンクリートの建物に風穴を開けるほどの威力である
★石積みの攻防
~~~~~~♪~~~~~~~~~♪~~~♪~~~~~~~~~~
直子の母、蜜子(みつこ)は...
奈落の餓鬼どもは、こちらの事には 我関せずである…
順番待ちで やっと石積みに上がってきた餓鬼をみて
気に入らないと、蜜子は頂上から 餓鬼を蹴落としている…
(((ドカッ!))) 👹ぎゃあああ〜・・っ
天の声👆:蹴落とされた餓鬼は落下途中で消えるが、消滅するのではなく
遥か彼方まで続く列の最後尾まで飛ばされるのである
つまり... 消滅する(魂が消え去る)ことさえ許されない地獄が
永遠に続く事になる
~~~~~~~~♪~~~~♪~~~~~~~~~~~~♪~~~~
虹色:なんと! 信じられぬ・・
破空波の直撃で、木っ端微塵のはず・・
爪:あの男、破空波の爆風で着ていた衣服を全て吹き飛ばされて
全裸になったが、平然とその場に立っているではないか!
しかも… りっぱな イチモツ が...
(((お立っている)))ではないか!
天の声👆:やはり 女? メス?... の爪は
男のイチモツに 目がいってしまうようだ
昇り龍の男:あ~あ、虹色さんの強烈なご挨拶でオイラは
このとうりスッポンポンポンになっちまった
それに… 見てよコレ…
おいらの息子が 興奮しちゃって ほら
<<<キンキン>>>に
なっちまったよ
虹色:ちっ、ならばその 素っ首!
叩き落として 血抜きをしてやろうぞ!
////シュバッ!////
虹色は目にも止まらぬ速さで男との間合いを詰め、一瞬で
男の右肩から袈裟懸けに左の脇腹まで切り降ろしていた
虹色:!うっ、手応えがない・・・
男は虹色が振り下ろす薙刀よりも早く間合いの外に 立っていた
か、と思えば・・
虹色のすぐ後ろに立っているではないか
虹色:我が 背後を取られるとは なんたる不覚!
神パシーで読み取れなかった、これは空間移動でない、
こんなに早く動ける人間などいない
こ奴 いったい何者だ!
男が一瞬で虹色の背後を取った時、直子らに 背中を向けて立っていた。
その男の背中には左の腰のあたりから右の肩口にかけて躍動する
昇り龍の刺青があり、その龍の左右の前足には龍の玉(如意宝珠)が
1つずつ握られている。
そんな絵柄に直子らは圧倒さていた…
上には上がある
桃源郷の虹色と昇り龍の男
さあ、どっちが上だ!
~つづく~