⑥ なんでおばあちゃんが夜来たん? | リンのタイムトラベル

リンのタイムトラベル

再婚~父の死を経て穏やかな日々!
幼い時の母との別れ、、変わっていった家族、大切だった初恋
タイムトラベル書いてみようかな。。

姉としばらく泣きながら話て


また一階へ降りた


父と母は しばらく相談して

京都のおばあちゃんに検査入院する事になったいきさつを電話で知らせたようだった。


おばあちゃんに一か月検査入院という話をしたら


日赤ではなく 京都の京大病院に入院するように言われたようだった


多分おばあちゃんも心配で 京大病院なら大きい病院で間違いないだろうという事と


おばあちゃんの家からも行きやすいので

おばあちゃんが京大を希望したんやろうと思う


まだ しばらく 私はメソメソと泣いていたら


母が私の傍に来て言った


「お母ちゃんがリンを置いて変な病気になるわけないやろ?」って


私を励ました。


母は誰よりも不安で怖かったろうけど

末娘の私がいつまでも泣いていたから

こう言って励ましてくれた


正直私は 子供すぎて 母がどんな病気なん?って心配できるような頭は

この時は まだなかったんやけど。

母がこう言ってくれた事に なんかすごい安心して

ようやく泣きやんだ



夕方に病院から帰ってきた母だったけど

初めて家族が入院するという試練に

オロオロ バタバタとおばあちゃんに電話で相談したり


私も姉と二人で泣きながら2階でしゃべったりしていたから

家族会議みたいなんもあったし


ようやく私が泣きやんだ頃には


もう夜 8時か9時くらいになってたと思う。


その頃 『ピンポーン』と玄関のチャイムがなった


私は 玄関に出ると

玄関には 沢山の荷物を持って深刻な顔をした 


おばあちゃんが立っていた。


電話で検査入院の話を聞いてすぐに


電車とバスに乗って1時間程かけて おばあちゃんが来たのだ!



おばあちゃんは家に入って 父と母と話をしていた


また私は 姉と二人で2階にあがって


姉にこう聞いた


「なんで今日入院する訳じゃないのに 夜におばあちゃんが来たん?」


すると姉は私にこう言った


「じゃあ もしリンが おばあちゃんの家に泊まりに行ってる時にな 電話でお母ちゃんが入院しなアカン事になったって聞いたらどうする?」


私は すぐに答えた

「すぐに お母ちゃんとこ帰る!」


答えて ああそうか そういう事かってわかった


本当に この時の私は まだ子供で こういう想像力がまだ出来なくて


おばあちゃんが夜に来た事が ただただ不思議やった


今なら  そりゃ~ビックリして心配で 飛んで会いにくるなんて すぐに理解できるのにな。。


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