アローレイクカンツリー倶楽部 | ゴルフ場探訪記 in 福島

ゴルフ場探訪記 in 福島

震災と原発事故で大きな打撃を受けた福島県のゴルフ場、様々な歩みを体験リポートする。

アローレイクカンツリー倶楽部

2014年6月6日


あぶくま高原道路の矢吹中央インターチェンジから車で7分。便利な場所にある。外国人が多いのか案内には外国語表記も目立つ。

阿武隈山系と那須連山を望む眺望豊かな場所というが、この日は曇りで山並みは厚い雲に覆われていた。3コース27ホールであったが、現在は18ホールである。

高低差がほとんどなくフラットな丘陵コース。フェアウエーはゆったりとしてレイアウトで、ゆったりとした気持ちでプレーができる。このため、ティグラウンドに立った印象は圧迫感はない。


コース2

距離も見た目よりない。グリーンが小さめのためかピンが遠くにあるように見えてしまう。距離感を合わせた正確なショットが要求される。ホールによっては一打目の落ちるあたりのフェアウエーが絞ってあるので注意が必要。

印象に残るのアウトの9番、セカンドが池越えになる。ティーショットが十分でなければ2オンが難しい。

ただ難点はホールからホールへのアプローチが長い。それにティグランドを見過ごしてしまいそうなところもある。インコース12番から13番の移動中に、ティーグラウンドを見落とし、1ホール飛ばしてしまいそうになった。芝の手入れをしていた人のアドバイスで事なきを得たが・・・・・・。

コース1

このところ好調で満を持して挑んだ名人。スタミナ切れか後半崩れる。思わず漏れる「ボヤキ」が顔をのぞかせる。ホームグラウンドは滅法強い名人だが、初めてのコースでは苦戦するという。自らを「内弁慶 外味噌」と総括するのだった。ちなみに内弁慶、外味噌とは、家の中では威張り散らすが、外にでると全く意気地がないこと。

名人

巨匠は相変わらずの勝負師ぶりを今回も発揮。ミスが出ても、それを帳消しにするリカバリーショットがさえる。微妙な距離のパットをねじ込むように決める。後半、雨にたたられたせいか、やや精彩を欠いたが

巨匠

ゴルフの女神は「負けないこころ」の強いものに味方するのであろう。

粋人はスイング改良中といろいろと言い訳に終始した。そういえば「ゴルフとは言い訳に始まり、言い訳に終わるゲームだ」と言っていた人がいた。「お金がない、時間がない、才能がない、自信がない」。世のできないことに対する言い訳は多けれど、ゴルフが言い訳のゲームと見抜いた人の眼力は鋭い。

クラブハウス
アローレイクカンツリークラブが開場したのは1991年10月10日(平成3年)。経営母体は静岡県裾野市に本社を置く真田興産。真田興産は芝生業や自動車教習所を経営している。

アローレイクカンツリークラブのオープンは滞在型のリゾート施設を目指したものだった。矢吹町に6階建て、250人収容の矢吹ステーションホテルをオープンさせ、直営ホテルに泊まってゴルフが楽しめるようにということだろう。クラブハウスは広く、ゆったりとしている、施設にふさわしい客が訪れるまでには至っていない。このため、27ホールから18ホールに縮小したのかもしれない。