いわきゴルフクラブ 閉鎖
2014年5月28日
いわきゴルフクラブは昭和39年にいわき市常磐藤原町にオープンした。もともとある自然の地形を巧みに生かした戦略的なコースとして知られていた。ゴルファーは正確なショットが求められ攻略しがいのあるコースとされていた。
しかし、東日本大震災の影響で大きな被害を受けた。復旧工事にも数億円の費用がかかるため、ゴルフ場の営業再開を断念、平成23年9月、ゴルフ場を閉鎖することになった。
ゴルフ場の売却の話もあったとされるが、福島第一原発事故の影響で放射能問題が鎮静化するまでは進展しないとみられている。
かつてのいわきゴルフクラブのプロフィールである。
起伏のとんだ山岳コース、「さつきコース」「菊コース」「桜コース」の3つがあった。「菊コース」は特に地形が生かされたコースレイアウトでグリーン周りの傾斜も厳しくショットにとりわけ正確さが求められた。
「さつきコース」はティショットこそ打ちやすいが、グリーン周りは難しく設定されていた。「桜コース」は起伏に富んでいるがフェアウエーは広く豪快なショットが楽しめるという特徴があった。
残念ながら、現在はこのコースを制覇することはできなくなった。
巨匠、名人、粋人のゴルフ放浪記もここは遠くから眺めるだけで通過することにした。