大人スケート教室・自動化成分を重ねつつ | siennaのブログ 〜羽生君応援ブログ〜

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羽生結弦選手の現役時代をリアルタイムで体験できる幸運に心から感謝しつつ、彼のスケートのここが好きあそこが好きと書き連ね、ついでにフィギュアにも詳しくなろうと頑張る欧州住まいのブログ主です。

 つい先日、秋冬の後期スケート教室が始まったと思ったらもう今日のレッスンを最後に2週間の秋休みに突入!JGPやらフィン杯で盛り上がる巷を横目に6月以来久しぶりのレッスン記事です。

 さあて、今期これまでの進歩は〜?

・クロス

フォアはCCWとCWの落差がかなり縮まってきた感じ。バックCWの鬼門ぶりは相変わらず。適切なスピードと、お座りする感じの体重の載せ方。これらのポイントを一旦把握するとうまく行くんですが、それをつかみ損ねるとガリガリパタパタとアヒルの歩みに>< フォアでもバックでも何度か上半身の前傾を注意されたので出来るだけ立てるよう頑張ってるんですが、そうするとどうしたものかバランスを失いやすくなり、ひやっとする瞬間があり怖いです。

・スピン

実はこれまで一番苦手だったのがスピン。初心者がスピンに入るためにはLFOで円をしっかり描いてから自然に円の中に入り込む感じで回り始めなければいけないのですが、回転開始を焦ってタイミングを早めてしまっていたのがまずは大きな敗因。これを克服するためにはどうしたものやら…と困ってスピンの上手な教室仲間に相談したら、LFOでホッケーサークルから大きな円を描き、ぐるぐると次第に小さな円にしていくという方法を教えてもらいました。これが嬉しいことに効果抜群で、しっかり弧を描いた後落ち着いてサークルからスピンに入れるようになりました。コーチにも褒めてもらい、まずはハードルを一つ越えたなと安堵しましたが、新たに指摘されたのはエッジで回転しているということ。うん、自覚はありました。ドリル方式してるなって。長く安定して回るには重心をエッジの後ろのスイートスポットに持ってこなければいけません。もちろん軸をふらつかせずに保つ(体幹!)ことも大事。ちなみに私、両足スピンはできません。両足のコーディネートが難しくて片足の方がラク…汗。

・モホーク

CCWはかなりスムーズに。しかも前回の自主練あたりから、フォアストローク数回のスピードからサクッとバックに方向転換する憧れのターンが実現しつつあります!CWはまだまだ難関。足変え時にスケーティングフットの内側真ん中土踏まずあたりにしっかり反対足の踵を置くのがポイント。なんにせよ限られた時間と体力の範囲内でバランスよい上達を実現するには、得意な方向10%、苦手な方向90%くらいの割合で練習するべきなんでしょうね。

・スリーターン

LFOはかなり自信を持って実施できるようになり、今回からは腕を付けてみましょうをいうことで初トライ。左腕を上げるのには神経が行くものの右腕は何してるのか自分でもよくわからず^^;苦手サイドのRFOも普通にターンできるようにはなりましたが、両腕のバランス取りがまだ必要で、片腕上げながら、というのはまだ難しい。RFIスリーはまあなんとか。LFIはビクついてしまって、現時点ではとてもお話になりません^^;要するにCWが難しい。

・シングルサルコウ

LFOスリーがかなり安定してきたということで、同ターンから入るサルコウにももちろん好影響が。スリーを回ってLBIをしっかりキープ、前向きになるまでピボットしたらぴょんっと半回転してRBOで着氷。というわけで当然がっつり180度プレロテ前向きテイクオフw シングルジャンプとはいえ感覚的にはほとんど半回転のスリージャンプです。それでもスリージャンプよりも注意点が多い分、萎縮して距離も高さも小さくなってしまう。次からはもっと右足を振り上げる、もっと腕を締める、もっと高く飛び上がる、等々目標に頑張ります。

・スパイラル

得意な順に、RFOスパイラル>LFOスパイラル>RFIスパイラル>LFIスパイラルというところ。インエッジスパイラルは今日初めてやらされたけど結構怖い^^ 少し前まではスピンが一番苦手だったけど、最近はスパイラルかな…。要するに、もっと練習しろってことなんですよね。

・チェンジエッジ

ホッケーサークル外周からLFOで中央に→フリーレッグを振ってLFIにチェンジ→外周に出て踏み替えRFOで中央に→フリーレッグを振ってRFIにチェンジ→外周に出て踏み替え…の8の字繰り返し練習。前半左足の方はなんとか上半身であっぷあっぷ泳がずできるようになりました。

 

 つくづく思うのは、スケートの練習って、いかに一つ一つの段階を自動化できるか、その積み重ねだということ。スリーターン一つ取っても、まずはきちんと弧を片足でキープすることから始まり、ターン時のエッジの体重移動、上半身のチェック、ターン前後のフリーレッグの処理、ターン後足変えしてバックで流す時のフリーレッグ処理、腕付けなど、一段階が自動化されたら次の段階に意識を向ける、そうやってうまくなって行くもので、練習すればするほど確実に成果が出るので、やり甲斐があるというか、結構中毒性が高いです。

 蛇足ですが、今日の練習の締めは、ダッシュ駆け足からかがんで急ブレーキ、反対側へダッシュ駆け足急ブレーキ…という、珍しく荒々しいモノでした。細かく神経を使いっぱなしな1時間の終わりにわーーーっと暴れられたおかげで20年ほど若返った気がしましたわ♪本日リンクが空いていたせいでできたのかもしれないけど、あんまり楽しかったので、できたら毎回のルーティンにしていただきたい。

 もひとつおまけに、このクラス、メンバーは10代〜50代の女性12人ほどなのですが、メンバー中の親日度が不思議と高くて、日本語を大学で専攻している人や趣味で習っている人が複数名、日本への留学経験のある人も2人もいるんです。単なる偶然なのか、フィギュアスケートへの関心と日本への関心が両立する確率が高いのか…。よくは分かりませんが、とりあえずそのうち2人が羽生くんファンという事実だけは確認できていますw