ぴるえっと北米拠点レポより | siennaのブログ 〜羽生君応援ブログ〜

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羽生結弦選手の現役時代をリアルタイムで体験できる幸運に心から感謝しつつ、彼のスケートのここが好きあそこが好きと書き連ね、ついでにフィギュアにも詳しくなろうと頑張る欧州住まいのブログ主です。

 このドイツの老舗フィギュア雑誌、毎年夏のオフシーズンに北米(東海岸及び五大湖周辺)の各拠点に長期取材を敢行、詳細なレポを掲載しています。去年、羽生くんがアクセルとトウループ以外の4回転をたくさん着氷していると報じてくれたのもその恒例取材の一環でクリケットを訪れた時でした。今日TLで把握したのですが、最新9月号の羽生君関連記事の英文要点訳そしてその英訳を経由しての和訳がすでにアップされていたのですね〜。偶然そのあと我が家のポストにもこの号を見つけたので内容をこっそり(汗)ご紹介します。この記事については実は少し前に内容を把握はしていたのですが、無料で入手できるウェブ記事等はともかくネットに記事を上げていないプリントメディアに関してはせめて自分で購入した上で訳を(こっそり・汗)上げさせていただくというのが自分の方針なので控えておりまして。では前置きはこのくらいにして…。

 羽生くんについてのオーサー談全訳:「ほとんどショーには出ずここ(トロント)にいた。すでに調子はバッチリだ。彼は世界王者のタイトルに安住したりはしなかった。このところ自分の体の感覚やリズムについてきちんと意識できるようになり、怪我をしないようとても注意している。明日オリンピックだとしても準備は整っている。今季の計画の中には4Lzが含まれている。SPは一昨年と同じ、世界記録を出したショパンだ。これは素晴らしい傑作なので、2年前と同じようにジャッジに気に入られるよう私たちは願っている。フリーの曲はまだ明かさないよう日本の連盟に言われている。でも1週間したら当クラブでユヅだけのために日本の記者やTVクルー、カメラマン向けのメディアデーが行われる。90人から100人の申し込みがあったよ。日本の連盟が、彼に曲名を明かすゴーサインを出せば即世界中に広がるのだから、それについてはその時に書いてください。ただ、ユヅがフリーについて話していいかどうかは日本の連盟が決定するので、僕は口出しできないんだ」

 4Lzについてはすでにスケート教室時に報道された都築元コーチの言から推察できたように、今季入れる可能性はあるようですね。予定であり、計画であり、それ以上でもそれ以下でもないので静観するのみですが、原文のニュアンスだとかなりオプティミスティックで可能性は高いようですし、現コーチの発言という点がまた一歩現実に近づいた感があるな、とは感じました。

 取材時にはユヅは他のリンクで(男性)振付師と練習(ジェフ?ウィルソン?誰だったんだろー)、ハビはまだスペインということで記者はこの2人には会えなかったのですが、ハビについてオーサーは、「春に4Loを練習していた時はいい感じだったがその後(ハビがトロントに不在のため)3ヶ月見ていないので戻った時の調子でフリーに入れるかどうかを考える」。また、ループを入れるとするとループより安定している3Aを1本外すことになることも考慮しなければいけないと。ハビは例年より2週間早くトロントに戻るということで、夏の長期スペイン滞在を不可侵領域とするハビも意欲たっぷりのよう。

 その他、五輪ではトレイシーはTV解説をせず多分オーサーのサポートのため数名の選手のトレーナーコーチ(ドイツ語ではコーチのことをトレーナーと呼ぶのでうっかりそのままカタカナにしてしまいました)として平昌に帯同するだろうという、喜ばしい本人談も♪

 あとこのエリアでトレーニングをしている男子トップ選手といえばパトリックですが、記者がズエワのカントン拠点を訪れた時に会えた唯一の男子シングルの選手が彼。いつもの年よりリラックスした雰囲気を醸し出していたとのことだけど、引退後の話が多かったのがちょっと寂しい…。曰く、これが最後の年になると思うので五輪後ワールドに出るかどうか分からない、カナダに戻ってスケート以外の普通の生活を楽しみたい、将来の可能性としてはバンクーバーのスケート学校。コーチに向いているか試してみなければ、等々。このスケート学校にはテッド・バートンさんが大きく関わっているらしく、実現すれば彼との共同作業になるようです。…なんて書いているとちょっとセンチメンタルな気分になってしまうので、今季の戦略も。オフは五輪準備のためショーはSOIのみで日本には行かず。4Sはこれまでになく好調で、恐怖心もなくなったのでショートにもフリーにも入れる。一方、時々練習している4Fは怪我が心配なので投入は未定とのこと。


 以上です〜。JGPもテススケもロンバルディアもスルーというひどいスケートブログ・汗。とりあえずこれまでの感想を超大雑把に言うと、すっかり露ジュニア女子のタラカノワちゃんに心奪われております!昔の羽生君のような青いけれど大きなエネルギーを感じるんですよ。彼女の2戦目が楽しみです!