先日、「公益財団法人 日本尊厳死協会 北海道支部」主催の、「オンライン講演会」が開催されました。
テーマは、「最後までその人らしく生き切るために」
講師は、認知症グループホーム福寿荘総合施設長、看護師の武田純子さん
始まる前には、参加者さんを私たちの音楽セラピーでお出迎えです♪

記憶に残った言葉は、冒頭の「認知症の人って、普通の人なんだなと思いました」
その後も、愛情あふれる言葉がたくさんありました。
🍀緩和ケア
死を早めることも、遅らせることもしない
🍀介護の在り方について
本人の立場で考える
流動食より、おいしいものを食べたい
🍀倫理的な課題
本人の意向をくんでいるか
家族の意思確認
【事例】
🍀家族の思い
「ここで、10日で死んでもいいから、普通の生活を送らせてほしい」
「命について覚悟ができた事、ありがとうございます」
🍀褥瘡(床ずれ)を、2か月で治した経験
◎ご本人が包帯を取ってしまうため、清潔なパンツを包帯がわりに
◎バランスの良い食事
◎血液循環
◎シーツの下は、三つ折りにした羽毛布団(ご本人がベットを出るたびに、パフパフバサバサ空気を入れてフワフワにする)

🍀関わる介護職のジレンマ
意思表示がなくても、意思はあると思って関わっている
🍀看取られる人
「治らない病気の人はたくさんいる、今できることをしよう」
「こういう死があること知らなかった、ありがとう(家族に抱かれながら亡くなった)」
🍀死に関する考え方
人間には、穏やかに死ねる仕組みが備わっている
「これでいい」は、ない
この考えは、誰の立場?
🍀具体的な取り組み
できることは自分で、できないことは支援し、最後まで無理強いしない
🍀終末期のケアの実際
◎静かで穏やかな空間
◎居室の換気(1日2~3回本人のいないとき)
◎お花や音楽の活用
◎日常の生活音も聞こえるように
◎家族の写真を拡大して飾る
◎意識がもうろうとしている状態であっても、いつもと同じようにコミュニケーションを図る

質疑応答もとても濃い内容でした、一部をご紹介します。
🍀グループホームで、看取れる所と看取れない所の違いは?
「連携している医師がいるかどうかです、往診してくれる医師がいないと難しいです」
🍀看護師がいないと、看取りはできませんか?
「看護師がいなくても、医療関係者が側でサポートしてくれればできると思います」
「ご本人の娘さんが看護師で、スタッフに看取りを教えてくれたケースもあります」
🍀リビングウイル(終末期の医療の希望表明書)が、あった方がいいですか?
「ご本人の想いを知る手掛かりになるし、ご家族にも意向をしっかり伝えられるから、あると助かります」
🍀経験から来る考えを聞かせてください
「そのときになってからでは遅い、前もって知識を得ていたら、ずいぶん違います」
「死生観や意思をしっかり持っていると、早くに思いを伝えることができるから、そういう人は適切な対応をしてもらえやすいです」
🍀ご自身のセルフケアは、どうしていますか?
「お年寄りの側にいると、元気が出てきます、利用者さんに癒されています」

久しぶりに、あたたかいお話を伺うことができました(^^)
北海道支部では、6月13日に「オンライン」で「リビング・ウイル作成講座」。8月26日に「共済ホール」で「講演会」を開催します。
どちらも無料なので、お気軽にご参加ください。
私の事務所でも、終活や尊厳死の支援をしています。後悔しない人生へのトビラ「行政書士SGO」




