2023年6月下旬の嬉野温泉訪問の続き!(今頃ですが…)

さてさて、1日目を波佐見の街と嬉野の『肥前夢街道』でしっかり遊んで、いよいよ宿にてゆっくり温泉!!です。

今回のお宿は『萬象閣敷島』さん。

温泉街の中心からは少しはずれたところにある、静かなたたずまいの温泉宿です。

 

お宿の外観は緑に囲まれて、ちょっと地味な感じ?ですが、建物の中はなかなかモダンでシャレた感じです。

 

今回泊まったのは、部屋風呂付の和洋室のお部屋。結構ギリギリになって宿を探して、どうにか空いている部屋だったのでちょっと不安でしたが…とてもキレイ!!

畳もあってくつろげる~!!

広くて、明るいベッドルーム。

 

何と!リビングもあって、こちらは洋室。

窓の外には、独り占めできる「露天風呂」!!

リビングも快適で、すごく癒されます。

 

こちらが露天風呂!!

木の香りがうれしい、美人の湯です。

 

ウエルカムなルームサービスは、濃厚な『敷島プリン』とお抹茶!

何だかすごい贅沢な気分!

日常を忘れさせてくれる…。

 

お風呂に入って、軽く汗を流したら、早速夕食です!!!

食事は食事会場で…ですが、半個室になっていてゆっくりできます。

で、まずは緑茶梅酒の食前酒で、彩がキレイな冷菜と3種のお造り。さらには、佐賀牛のステーキ!!!

いきなりテンション上がります(笑)

 

お吸い物が、何とも冷たいスープ!季節ですね!とうもろこしのスープです。

 

これだけ食べて、ここで「口取り」??

11種類の可愛らしい料理が並んだ季節の口取り。

そして、焚き合わせはこちらも季節のお野菜とお魚のお椀。

 

揚げ物…ですが、鮎の天ぷらはサラダとして登場!

さらに、〆はアワビのスープ鍋…稲庭うどんを最後に投入!!

その上、じゃこご飯と香の物でお腹いっぱい!!!

 

でも、甘いものは別腹。デザートは手作りのパンナコッタ。

結構、変わり種の懐石で、かなり満足!

 

食事会場と宿泊のお部屋の間の中庭の様子。窓越しにロビーが見えます。

 

お部屋にある露天風呂だけでなく、内湯の大浴場や貸切の露天風呂(予約制ではありません)にも入ることができる。

写真が悪いのですが、貸切露天風呂(日帰りOK)は種類も色々あります。

食事の後も、もちろん!!ゆっくり温泉!!です。

 

ゆっくりお風呂に入って寝た後は、起きて朝風呂をしてから朝食!!!

旅館の朝食は、普段軽めの朝ごはんの習慣でも、楽しみの1つ!!…ですよね?

嬉野温泉の温泉豆腐がついてますが(お豆腐も嬉野産大豆だそう)、煮物、生ハムとサラダ、鯵の一夜干し、鰹節、有明海苔…と、意外にシンプルな朝ごはん。

でも、しっかり夕食を食べた翌朝の胃にはやさしいし、素材の良さもあっておいしい。

 

 

さあ、エネルギーをしっかり補充して、2日目の活動開始!です。

 

で、『萬象閣敷島』さんの目の前にあったのが、『ブーゲンハウス嬉野』

気になったのと、せっかくなので、入ってみることに…。

 

かわいらしいお花をテーマにした小物やお花売りのショップコーナーを抜けて施設奥の温室に入って行くと、意外に広い施設でした。

温室に入るとすぐに目に飛び込んでくる美しい色彩!!

 

ちゃんとデッキの上から、地面の下から、と、立体的にお花を観賞することができます。

写真スポット?ですかね?

こういう演出もありました!

 

ブーゲンビリアの色もとりどり!

『国内最大級の25種類、約400本のブーゲンビリア』ということです。

 

特に目的としていなかった(汗)のですが、入ってみて意外によかった!!

宿の目の前…というのも最高のロケーション!

やっぱり、お花はいいですね!!

まあ、何でブーゲンビリア?というのは置いておいて…。

 

 

さて、朝っぱらからキレイなお花を観賞して、すっかりお花の魅力を呼び起こされたので、ちょっと時期が遅いのでは?とは思ったものの、行くことにしました~!!

『中木庭ダム』の『あじさい園』!!

嬉野温泉からだと、車で30~40分程度の山道を行ったところです。

 

駐車場もちゃんとあって、川辺に降りていくと…この風景!!!

少し枯れ始めていましたが、まだまだ色鮮やかなアジサイが広がっていました!!

 

幾重にか遊歩道も整備されていて、その両脇にはこんな感じでアジサイが。

この中木庭ダムの『あじさい園』には約7000株のアジサイが、地元の皆さんの手で育てられている…とのこと。

見事!!というほかありません。

どの株も立派!

 

あまりにもキレイなアジサイがず~っと続いているので、どれだけ写真に収めてもまた撮りたくなってしまう…。

 

川を挟んで、『あじさい園』の対岸は『やすらぎ広場』という公園があって、こちらにもたくさんのアジサイが咲いています。

写真の奥に見えるのが『あじさい園』を対岸から見た風景。手前のアジサイが『やすらぎ広場』のアジサイです。

 

実は、さらに200mほど上流に上ったところに、棚田とアジサイがセットで観れる、これまた風光明媚なスポットがあったようですが、残念!そこまで足を伸ばさなかった…。

思いつきで行ったので、リサーチ不足でした。今度はぜひそこまで行ってみたい…。

 

 

さて、そうこうしているうちに、あっという間にお昼になってしまいました。お腹が減ってきた~!

実は、この後、迷走?が始まります…。

以前、佐賀県西部の観光名所については、『祐徳稲荷神社』さん、『肥前浜宿』と巡った(『塩田津』もご紹介済み)ので、まだ行ってないところ…となると、やっぱり『太良』かな?『太良』に行くならやっぱり『竹崎カニ』でしょう~!!!

と思ったので、中木庭ダムから一旦鹿島の方角に移動して、それから南下していったのですが…。

 

 

6月の梅雨時期は天候の変化も著しい。

いつの間にか雨雲も出てきて、雨が降ったり止んだりの天気になってきました。お昼もすっかり回ってしまったし、とにかく『竹崎カニ』目指して、国道207号線を南下しながら向かったのですが…なかなかお店が見えてこない!

あれ??

『道の駅 太良』の観光案内所でもお尋ねしたのですが、「この辺は食事できる場所あまりないですね~。うどん屋さんはあるけど、カニはね~。も~っと南に行かないと…」みたいなご教示。

ここまで来て(実際はそれほど移動したわけでもないのだけど)うどんは…では、もう少し頑張って雨の中、行ってみよう!

 

で、最初に目に飛び込んできた「かに料理」!!という表示に従い?『和風レストラン 川した』さんに入りました。

実際は、中木庭ダムからでも車で40分くらいの場所なのですが、お店が見当たらないと焦るのでしょうね、実際よりもう少し時間がかかったような気になってました。

 

実は、しっかりと『竹崎カニ』料理をいただきたかったのですが…時間がかかる、というのと結構お値段もするし、こちらの釜めしをいただきました…。でも、まあ、おいしかったです。ホント。お腹いっぱいカニをいただくのはそれなりに覚悟をして(笑)次回にしたいと思います。

 

 

遅めの昼食をいただいて、もう少し太良の街を散策してみたかったのですが、意外と太良って見どころが…??

『竹崎城址』とかイイところなのかな~??とか思ったのですが、あまり時間もなく…残念ながら太良は再びまた今度。

 

で、再び207号線を北上する途中で、太良の観光名所の1つ、『海中鳥居』を見学!!

…って、あっ、こういうものだったのですね…。まあ、宮島みたいな感じにはいきませんよね…。

 

満潮になると海から顔を出す3つの赤い鳥居と、奥には陸地にある大鳥居。

まあ、一応一目見たので、どんなものかは確認できました…。

 

さて、小さな旅ももうそろそろ引揚げどきになってきました。FUKUOKAに戻る途中で、もう1か所だけ立ち寄ったのは…

 

『肥前浜宿』!

前述の通り、『肥前浜宿』の『酒蔵通り』は以前ご紹介をしておりましたが、今回立ち寄ったのは、前回訪れていなかった『鹿島市浜庄津町浜金屋町伝統的建造物群保存地区』

『酒蔵通り』とは『浜川』を挟んで対岸の地区になります。

 

ここは、茅葺の街並が残っている貴重な場所です。

 

保存されている建物だけでなく、普通に民家でも茅葺の屋根を守っておられるところも散見されます。

 

ですが、茅葺屋根や古い家を守っていくのも大変なのでしょうね。

ここでも空き家になっていたりして、茅葺屋根が保存できなくなった、崩壊寸前のお家もそこここに見受けられました。

 

こちらは、茅葺屋根の家が3棟並んでいる場所と同様に、きちんと保存がされている『旧橋本家』その奥隣には『旧筒井家』が見えます。

国の保存地区に指定されている、とはいうものの、街並を維持していくのはやはり人の手が必要。

いつまで、このような街並みの景観が残っているのだろう…考えさせられる訪問でした。

 

 

この度の旅の最後は、やっぱり!『酒蔵通り』での日本酒の入手!!ここまで来たのですからね!

 

『酒蔵通り』は、前回訪れたときと同様に、伝統的な街並みがきちんと保存されていました。

 

街並みの様子は保存されているのですが、ぽつぽつと新しい顔も。

『肥前浜宿』で最も古い、慶安3年(1650年)!に創業した『中島酒造場』さんの隣に、酒蔵をリノベしてできたカフェ『CAFE BREW』さんを見つけたので、ここで一休み。

 

歴史を感じる古い建物の中にオシャレな空間!!

イイ感じですね~。

壁には、1984年リリースの『スタイル・カウンシル』のアルバム『カフェ・ブリュ』が。お店の名前が、フランス語の「ブルー」という言葉と酒の”醸造”の「BREW」とのかけ言葉になっているのですね。

 

冷たい飲み物をいただいて、一息ついたら1泊2日の短い旅もおしまい。

FUKUOKAに向かって帰りましょう!!

 

九州の中でも、東日本の人たちから「佐賀ってどこ??」みたいに存在感をからかわれてしまう『佐賀県』…でも、今回も、かなり見どころ、食べどころ、つっこみどころも多くて、お腹いっぱい、大満足の旅となりました!!