ヴァルド派に関する本の紹介 (洋書編) | アルプスの谷 1641

アルプスの谷 1641

1641年、マレドという街で何が起こり、その事件に関係した人々が、その後、どのような運命を辿ったのか。-その記録

 
 

 
 本としては滅法少ないヴァルド派関連資料ですが、英語版にまで手を広げ
 
ると、それでも幾つかは出てきます。 ここでは自分が読んだものを紹介して
 
いきます。
 
 
HISTORY OF THE WALDENSES J A Wylie 著
 
 
       
 

 上三つは同じ内容です、多分。  左から、紙の本、Kindle版、挿絵入り版 (紙、Kindle版)

 

となります。 ヴァルド派の歴史について知るための、まずは標準的な内容です。 買うなら
 
挿絵入り版がいいかも。 Kindle 版なら、わすがに 99円です。
 
 
Brave Men to the Battle / Virgil Robinson 著
 

 
 
 
 ヤング・アダルトもの。 つまり、高校生ぐらいの読者を想定した本です。
 
それだけに読み易く、かつ、面白く書かれています。 ヴァルド派とカトリック
 
教会との壮絶な戦いが印象に残る一冊。 少しばかり時代遅れな表紙や挿絵は気
 
になる所ですが。
 

The Glorious return: A Story of the Vaudois in 1689 (English Edition)
 
Crona Temple 著
 

 
  

表題は、ずばり「栄光の帰還」ということことになります。
 
ヴァルド派に関連した本としては珍しく、小説仕立てとなっいます。 登場人物
 
が、実在したヴァルド派の英雄、ジョジュエ・ジャナヴェルの一族となってい
 
ます。 ジョジュエ・ジャナヴェルは 1655年の「ピエモンテの虐殺」でパルチ
 
ザンを率いて、カトリック軍と戦い、敵を大いに苦しめました。 ジョジュエ・
 
ジャナヴェルは確かに実在した人ですが、この本に出て来る主人公たち。 ジョ
 
ジュエ・ジャナヴェルの孫娘などが、本当に実在したのか、本当に本に書かれ
 
ような形で 「栄光の帰還」 と関わったのかについては確信が持てないので、

 

気になる所です。

 
 小説そのものは、残念ながら、それほど良い出来であるとは思いません。
 

特に後は、執筆を投げ出したかのような中途半端な感じが残ります。
 
 
 関連書籍こそ少ないヴァルド派情報ですが、現代も存続しているだけあって
 
インターネットで捜すと興味深いサイトを見付けることができます。
 
これについては、また次回。