これほど情報網の発達した現代においても、ひとたびスキャンダルが起これば、
話に尾ひれが付くのはいつものこと。 世紀の大犯罪者 ブランヴィリエ侯爵夫人
ともなれば、その尾ひれも尋常な大きさではないはずです。
記事は、事件当時、流布されていた話に沿って記述されていますが、
個人的には、7才にして弟たちと性交していたなどという話はとても
信じることができません。
同様に、毒薬の実験として 50人に及ぶ人を殺害したという話も、現在では
疑問符が付けられています。 確かにそんな大規模な殺人をしていれば、
犯罪が露見しないはずはありません。
何が真実なのか――、興味のある方は是非、ご自身で資料に当たって
いただきたいと思います。
ブランヴィリエ侯爵夫人
水責めの拷問を受けるブランヴィリエ侯爵夫人
死の恐怖に怯える夫人
シャルル・ル・プランの天才的な画力に驚き。
ルーブル美術館所蔵