図像で見る「ブランヴィリエ侯爵夫人」 | アルプスの谷 1641

アルプスの谷 1641

1641年、マレドという街で何が起こり、その事件に関係した人々が、その後、どのような運命を辿ったのか。-その記録

  

これほど情報網の発達した現代においても、ひとたびスキャンダルが起これば、

 

話に尾ひれが付くのはいつものこと。 世紀の大犯罪者 ブランヴィリエ侯爵夫人

 

ともなれば、その尾ひれも尋常な大きさではないはずです。 

 

記事は、事件当時、流布されていた話に沿って記述されていますが、

 

個人的には、7才にして弟たちと性交していたなどという話はとても

 

信じることができません。

 

同様に、毒薬の実験として 50人に及ぶ人を殺害したという話も、現在では

 

疑問符が付けられています。 確かにそんな大規模な殺人をしていれば、

  

犯罪が露見しないはずはありません。

 

何が真実なのか――、興味のある方は是非、ご自身で資料に当たって

 

いただきたいと思います。

 

 

ブランヴィリエ侯爵夫人

 

水責めの拷問を受けるブランヴィリエ侯爵夫人

 

死の恐怖に怯える夫人

シャルル・ル・プランの天才的な画力に驚き。

ルーブル美術館所蔵