麗らかな記憶 過る 藍色の空と
彼の声 秒刻みに 霞み沈む
千切れない鎖 心 不自由に痛む
温かい残像 瞼の裏側で
君が重ねた色彩は 僕の瞳にフィルムかけた
潤ませて すがりついた 最初の別れから
背中向けた 別れまでが 距離を埋めた
間髪も猶予も 答える資格も
グラス越しに流されていった
テーブルに置き忘れた 光るピアスを
いつまでも片せずにいる だから
冬空に返す煙に想いを乗せて
いつまでもここで待つよ 君 ひとり
雪が溶けて顔をだした
春を知らせるメロディ 開いた
連なる出逢いにも面影を乗せる
零には戻れないと知って
足跡を告げるまで癒えた振りをしても
まだ 遠い日とは言えないよ
深呼吸 加速する恋 冷静にあやしたい
ずっとずっと 失わない為に
麗らかな記憶 過る 藍色の空と
彼の声 秒刻みに 霞み沈む
千切れない鎖 心 不自由に痛む
温かい残像 瞼の裏側で
