屋上プール 浮かんだ 私 夜空と結ばれ
沈む兆しもないまま
名ばかりの星座と にらめっこして 負ける
彼のせいね
断られる反動で 追いかけたくなる
また 漣に委ねて
あの部屋の内側から眺めてみたい
真ん丸に描かれた 白ウサギ
甘い甘い香り誘う 貴方の部屋で
竹籠のお饅頭 かじりながら
昔話を尋ねる 質問タイム
お決まりの口調で仄めかし
甘い甘い声で誘う 貴方の笑顔
ときめき 迸る
びしょびしょになったシャツを
フェンスに引っ掛けて
足をバタつかせて 水面 乱した
訂正を認められない 過ちを
罪と呼んだの
おもしろ可笑しく誤魔化してもダメだよね
長袖で隠しても
午後十時 少し前に落ちる明かり
駆け出して貴方の後 追いかける
暗い夜道に迷わない様に
一本道を
さよならに向かって
あの部屋の内側から眺めてみたい
真ん丸に描かれた 白ウサギ
甘い甘い香り誘う 貴方の部屋で
竹籠のお饅頭 かじりながら
昔話を尋ねる 質問タイム
お決まりの口調で仄めかし
甘い甘い声で誘う 貴方の笑顔
ときめき 迸る
