麒麟¶゚ -14ページ目

麒麟¶゚

まったり更新。






俺様は王子だ。

好きな奴が苦しんでるから、
王子が助けるのは当然だ。


ただ、それだけだった。



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俺は、レンが好きだった。

早乙女学園に入って、
同じクラスになって、

一緒に過ごしているうちに、
だんだんとあいつに引かれていった。



だけど、
好きだから、気づいてしまった。


あいつは、真斗が好きなんだ。



だから、
自分の気持ちを押し殺して、

レンの一番の友達になると決めた。




早乙女学園を卒業してすぐ、
あいつらは一緒に住み始めた。


悲しくないわけじゃない。


ただ、
王子はみんなの幸せを願わなくちゃ
いけないから、


好きな奴ならなおさらだ。



だから、
思いっきり祝福した。

自分の気持ちをごまかして。




しばらくは、
幸せそうで、
俺も安心していた。



でも…

「最近忙しそうでさ…
全然しゃべれてないんだ…」


真斗は、家の仕事が忙しいらしく、
レンは落ち込んでいた。

卒業してからも、
未練たらしくレンを諦められなくて
俺はレンの友達として、
時々会っていた。


それでも、
その時は大抵、真斗の話。

正直きつかったけど、
レンに会えるならって
我慢してた。

だけど、レンから聞く話は
のろけじゃなく、悩み事。


俺なら…
寂しい思いはさせない…


俺は、真斗に怒っていた。

好きな奴以上に、
大事な仕事ってなんだよ。



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俺は、
モヤモヤしながら、町を歩いていた。


2人が幸せなら、
俺は、自分の気持ちを打ち明けず
レンの友達として過ごすつもりだった。


でも、今は状況が違う。

レンが苦しんでいるなら、
ほっとくわけにはいかない。


そんな事を考えながら
歩いていた時。





「……、真斗……?」


町中で、真斗を見かけた。

でも、一緒にいるのはレンじゃない。


「誰だよ……あの女………」



それを見た瞬間、
真斗に対する怒りが
一気に沸き上がった。




そして、
俺は、決心した。



俺様が、
レンを幸せにする。と。