麒麟¶゚ -11ページ目

麒麟¶゚

まったり更新。









最近、
よくレンが遊びに来る。


俺の所に来るのは、
珍しい事じゃない。


ただ、今回は
いつもと様子が違う。
たぶんレンは、

あの事を知っている。


しばらくして、
レンは話始めた。


「この間…知らない女とっ…」


そう言って、
レンは目を潤ませた。



こいつは俺に、
助けを求めてる。




違うって、
否定してほしいと願ってる。


俺は、
こいつを励ましてあげなくちゃ。
こいつの背中を押してあげなくちゃ。



いつもはそう思っていた。



だけど、
今は…


「もう…真斗と
別れた方がいいんじゃねえ…?」



レンは目を見開いて俺を見た。

「俺は、お前が好きだ。」

レンのこんな顔、
今まで見たこともない。


しばらくして、
レンはこの場から去った。



あーあ。
フラれちまったか~。





大きくため息をついて、
俺は、あるきだした。





ちょっと卑怯だったかな。

レンの心に隙間があるからって…



いや、もういいや。
俺、フラれたもんな



これで、友達としての来栖翔は
終わりだ。



これからは、
一人の男として、
レンに接していこう。



っても、会ってくれるかは…

自信ないな…



家について、
ため息と共にベットに倒れ込む。


「俺、大分望み薄じゃん…」


はっと、乾いた笑いが漏れる。


こんなんで、
レンに振り向いてもらうなんて
無理だよな…









ドンドン







俺は、
叩かれたドアを見た。




なんだ?
誰だよ…




ドンドンドンドン



俺は、おそるおそる
ドアを開けた。


そこにいたのは……


「レン……!?
どうしたんだよ!!」



涙でぐちゃぐちゃの顔をあげ、
レンは俺に抱きついてきた。


よく見れば、
頬が赤い。



「…っ…俺が…お前を幸せにする」



そう言って、
俺はレンを強く抱き締めた。