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沈まぬ太陽

金銭を失うこと。それはまた働いて蓄えればよい。

名誉を失うこと。名誉を挽回すれば、世の人は見直してくれるであろう。

勇気を失うこと。それはこの世に生まれてこなかった方がよかったであろう。



これは、ゲーテの言葉らしいです。

僕がこの言葉を知ったのは、作家 山崎豊子さんのインタビュー記事を読んでのこと。



映画「沈まぬ太陽」は、たまに観ます。

白い巨塔も面白かったけど、沈まぬ太陽はご遺族の方や犠牲者の方々など、実際に事故の被害者となっている方達が実在しており、航空会社の腐った体質が現にあった(であろう)ところから、生々しいやるせなさや空しさ、怒りが伝わってくる作品だと感じます。



白い巨塔も医学会を告発するような社会派でしたが、エリートの話は高尚で、僕のような凡人にはなかなか共感しがたいところがある。

その点、飛行機は日常的に利用するものですから、それだけ自分の稚拙な想像や洞察や推測が広がりやすい。そういう意味では、“観やすい”映画なのではないかなと思います。



僕はこの作品を見るたびに、腐った日本社会に絶望します。

誇張じゃありませんよ。

「こういう閉鎖的で腐敗した社会の複合体が日本なんだろうな」って、よくよく目を見開けばそれを確信せざるを得ない光景って色々なところにある。



でも、この映画の主人公、恩地さんにも実際のモデルがいるということに、とても勇気づけられます。



既に故人となっている方ですが、その方の人生が当人にとって幸せなものであったのかどうかは知る由もありません。ただ、「勇気ある生き方を選択した人間がいた」という、この映画はそういう人物の伝記的な一面もあるかと思います。



自分の信念や正義のために、忍耐や犠牲を伴うような生き方に迫られることって、そうそうありません。



そう考えると、僕は今までぬくぬくと悠々自適に生きてきました。



勇気とは、つまり忍耐の選択だと思います。



いざというときに、そういう選択ができるかどうか……



少なくとも、日常の小さな選択の中において、「正義から逃げない生き方をしたい」と、この映画を観るたびに気持ちを新たにします。



「自分のせいで誰かを不幸にしたり、悲しませるような生き方はしたくない」

「悪に関知し加担するような生き方はしたくない」



些細なことかもしれませんが、そういう思いがたくさん集まれば、健全な人間が育ち健全な子供が育つのではないでしょうか。



もう一つ、



僕は恩地さんのように強い人間でもなければ誇り高い人間でもありませんから、もし目の前に一億円の金を積まれて「嘘をつけ」と言われたら、その誘惑に心が揺らぐと思います。



その悪しき誘惑から自分を守ってくれるのが、僕を信じてくれている人間であったり、僕がそういうことをして失望し悲しむ人間であったりするのだろうと、そう思います。



こういう作品を観て、人の大切さや気高さ、美しさを学ぶのです。


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佐村河内純情派。


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ASKAが覚せい剤で捕まろうとも、別に音楽にはあまり関係なくない?



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