あれほどの出血、あれほどの苦痛を引き起こしていた物体との対面。


液体の中の白っぽい物体・・・ 『私の子宮』

それはまるで洋ナシのようなカタチ。


そしてそれは、中央までメスで?開かれていた。




直径4センチメートルの球体が子宮の筋肉の壁の中にあった。


「犯人はコレです。」



先生が指したのはその4センチの球体ではなく、


子宮内膜の辺りにある豆粒のような、5ミリメートル程の小さな球体。。。



それほど小さなものだった。



そうこうしているうちに、抜糸も済み からだの表面の傷跡より、

お腹の内側に出来た傷の痛みが気になった。


この腹腔鏡下手術をするにあたり、子宮を全て取り出すことを想像していただけるとわかると思うが、

お腹を開かないということは、出産するように子宮を膣口から外に出すことになる。

その時に子宮を切り離した膣の奥の傷が痛いらしい。

診察していただくが、取り立てて異常は無かった。


そして退院。

「ゆっくり休めるときに休んだ方がいいよ」

との周囲のすすめや、入院保険の関係もあって

10日程入院したのだが、

痛みなどの苦痛の少なくなった病院での日々は、

なにもすることも無く退屈です。

読みたいと思っていた本を何冊読破しただろう。



術後の傷は割りと早く痛みも少なくなり、

5日も入院すれば抜糸も出来るらしい。


そんなことより困ったことは、

傷の保護のために貼られるガーゼ?それを止めるテープ?



すご~~~~~く痒い。

すご~~~~~く荒れてしまう。


採血の際の止血用ガーゼとかテープごときで荒れてしまう肌を持つ私の

いつもの悩みです。


腹腔鏡下手術と言うのをご存知だろうか。

私が行ったのは腹腔鏡下子宮全摘術というものです。


全身麻酔をして、特殊な器具を必要とする手術です。

ビデオカメラで腹腔内をモニター画面に映し出しながら、それをみてロボットアームのようなものを医師が操作して行う手術で、

お腹にはほんの1センチくらいの傷を3箇所ほど開けるだけで、大きな傷は残りません。


私の場合、子宮を全て摘出するとの決断と共に、開腹手術にするのか、腹腔鏡下手術にするのか、医師と相談したわけですが、

大きな傷跡の残らない腹腔鏡のほうを勧めていただきました。

もちろん利点と欠点を比べた結果の判断だったわけですが、当然考えられるだけの最悪の事態を全て予想しての話し合いで、

途中何か有った場合(例えば出血がひどくなる)には、開腹手術に切り替えることも視野に入れ、近親者の同意のもとの腹腔鏡下手術となったわけです。

患者にとっては傷が小さくて済むので回復が早かったり、術後の癒着が少なかったりと利点も多いのですが、

医師にとっては開腹手術より器具も手間も時間もかかるわけで、大変なようでした。


幸い、私の場合、順調に手術を終えることが出来たわけですが、その後、私には思いもよらなかったことが起こったのです。