ルンゴマーレについては以前も書いてます↑↑
ルンゴは長い
マーレは海だから、海辺の長い物ということで海辺の道、海岸通りのことなのですが、
だいたい広い歩道がついていて、
海に面した街に暮す人々にとっては、
散歩道であるとともに社交の場であり、憩いの場にもなる、
日常生活に不可欠なアイテムと言えるくらい重要な存在です。
↑↑のブログには近隣の町のルンゴマーレの写真をたくさん載せてありますので、
お時間がありましたらご覧ください。
その日常生活に不可欠なルンゴマーレなのですが、
現在どこに行っても
絶賛工事中です
海辺だから、
人が集まる夏にはできないということもありますが、
これまでも書いてきたとおり、
コロナに襲われた時、イタリアはEUに多額の援助を要請しました。
EUってお金を出してはくれますが、
つべこべ言わず金を出す親分肌ではなくて、
金は出すけど、口も出す面倒くさいタイプ。
面倒くさいと書きましたが、面倒なことを言ってくる存在がないと、
いくらでもだらけて、
不正がはびこるイタリアなので、EUは大切な存在です。
そんなEUが出してくれた、
コロナからの復興基金の使用期限が残すところ一年となり、
あっちでも、こっちでも、おしりに火がついた状態で、
お金を使わなきゃーとなっているのです。
いざ、お金を使えと言われても
小さい町ではどう使ったらいいか??
日本では巨大イカのオブジェとか
土偶のレプリカができたりしましたが、
イタリアでは
このルンゴマーレの修繕工事を多くの町でやってるというわけです。

(↑↓はタイルの張り替え終了箇所)

あと、サッカーの国イタリアなので、
どの町にもあるサッカー場の補修工事が
他にも
高速道路のガードレールの交換とか
もう必要ないと思われる非常用電話の交換とかもしてます
コロナ復興基金の使用指針では、
イタリアでも老朽化が問題になってる水道管の交換工事にも使えるとなってましたが、
市民生活に影響を与えることだから、やりにくいのか、
あんまりやってるところは見かけません。
今やらないで、いつするのか?
と思っちゃいますが、
こういう重要なことではなく、
予算やプロジェクトが立てやすくて、
あんまり大変じゃない、やりやすい事が好まれて、
お金が使われているような気がしてなりません…。
↑のサッカー場の工事なんて
もう2年間くらいチマチマしながらピカピカにしてますが、
よく行くスーパーの前の道路なんて
空爆があったみたいに穴ボコボコなんですよ。
お金は有効に使ってほしいものです
そうそう
こんな日常なのに、
世界中が軍拡まっしぐら路線になってしまいましたね。
戦いを好む人さえいなければ
武器に使うお金を
学校や医療や福祉、
それこそ老朽化が進むインフラの修繕にあてられるのにね。
日常生活の安心安全確保をないがしろにして、
あるかわからない上に
本気で回避しようと思えば、回避可能なことに
お金を使わなきゃいけないって…
日々やりくりしながらケチケチ暮らしてるので、
無駄遣いにアレルギー反応しちゃう私にとっては
ばかげ過ぎてて吐き気がしそうです。



