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今年もやってまいりました。
何が、って![]()
春ですよ、春![]()
季節ものの天然記念物を見に行くシーズンが、これから秋まで続くのです。
春といえば、
そりゃサクラでしょう。
今年は山梨県の「山高の神代ザクラ」を訪ねました。
山高の神代ザクラとは?
山高の神代ザクラは、山梨県北杜市武川町にあるサクラの巨木です。
日本三大サクラに数えられる巨樹です。
もっとも、「日本三大サクラ」は文化財保護の歴史と大いに関係があって、サクラの巨樹のうち最初に天然記念物に指定された3本のサクラがそう呼ばれるようになったのです。
もともと天然記念物の制度は、そういった巨樹が失われることを嘆いた三好 学博士が提案してできた制度なんで、サクラの巨樹が最初に天然記念物になったことは理解できなくもないです。
ちなみに、山高の神代サクラ以外の三大サクラは、福島県三春町の「三春の滝桜」と、岐阜県本巣市の「根尾谷の淡墨桜」です。
三春の滝桜については、こちら
もご覧ください。
ちなみに、同じく最初に指定された2株のサクラも加えて、「五大桜」と呼ばれることもあります。
その2株は、埼玉県北本市の「石戸蒲ザクラ」と、静岡県富士宮市にある「狩宿の下馬ザクラ」です。
しかも狩宿の下馬ザクラはその後、特別天然記念物に昇格しています![]()
石戸蒲ザクラについてはコチラ![]()
狩宿の下馬ザクラについては![]()
山高の神代ザクラへは、JR中央線の「日野春」駅からタクシーか徒歩になります。歩く場合、結構な距離を歩きます。
自動車の場合、中央自動車道の須玉インターが最寄りになります。迷わなければ20分ほどで到着できます。
私は迷ったので40分ほどかかりました。
これが山高の神代ザクラ
神代サクラは武川町にある日蓮宗実相寺の境内にあるので、そちらを目指します。
実相寺のある武川町は富士山や南アルプス、八ヶ岳といった山々が眺められる、のどかな町です。
山梨県はどこへ行っても青い山やのどかな農村風景に囲まれて、とても落ち着くので大好きです。
また来られて嬉しい![]()
実相寺に近づくと、有料駐車場の案内が多く見られるようになりました。
サクラの時期、山高の神代ザクラ周辺には、大量の有料駐車場が設けられるので、駐車場に困ることはありません。
駐車場代は、周辺の相場は500円ほど。
そして実相寺周辺では、サクラの時期には「さくら祭り」と称して、周辺に屋台がたくさん出ます。
これらを見ているだけでお腹がいっぱいになりそうです。まあ、後に御馳走となることにして、先を急ぎましょう。
実相寺はこの時期、参拝料を徴収しています。こちらも500円です。
こちらも惜しまずお支払いします。境内の景観保持のためにご利用いただけるなら、ぜひ協力したい。
境内の東側にある山門からお参りします。
実相寺はお花畑が充実していて、この時期は我を競うように咲いているので、実に絵になります。
お寺はサクラの生育にも力を入れていて、この時期は境内一面が桜花に囲まれて実に美しい。
さて、目当ての神代ザクラは境内の最奥、一番南側にありました。
エドヒガンの老樹で、樹齢はおよそ1,300年とされています。
神武天皇のお手植えという伝承があり、そのために神の時代からあるということで“神代サクラ”といわれています。
エドヒガンはソメイヨシノの母系の品種で、咲き方や咲く時期がソメイヨシノとよく似ています。
長寿な樹種で、根尾谷の淡墨桜もエドヒガンです。
ただ、樹勢はだいぶ衰えつつあるようです。
このサクラ、実は数十年前に一度見に来たことがあるのですが、そのときに比べて花が咲く枝が減っているようでした。
以前はもっと多くの大枝が伸びて、それは見事な景観を呈していたものです。ここのところの気候変動や観光客による根の踏み付けなどで、だいぶ弱ってしまったとのこと。
主幹は太くて、古木の貫録を湛えています。樹に大きな洞(うろ)があるのも、この樹が見てきた歴史を物語っています。
この中に石碑が祀られているのも、その歴史を語っています。
しかし、大きな枝が減って洞が大きくなっているような気がして、逆に痛々しい印象を受けました。
例のごとく、花を拡大してみました。
結構密に咲くものですね。花の特徴もソメイヨシノによく似ています。
花びらの根元が赤っぽくなっているのは、散り際の証拠。
もう花が終わりかけている頃に見に行ったことが、これで分かってしまいます。
というわけで、山高の神代サクラを見に行きましたが、今年もまだこうやって咲いてくれていることに安堵しました。
狩宿の下馬ザクラや石戸蒲ザクラなど、往年の巨樹は近年の環境悪化から軒並み主幹の衰えが目立つようになりました。山高の神代ザクラも例外ではありませんでした。
いずれのサクラもかつての威容を撮影した写真が案内板に掲げられていて、今の様子はかつての面影をほとんど残していないことがわかります。それが残念でなりません。
果たしていつまで、これらのサクラを愛でることができるんでしょうねぇ。本当に残念です。
ちなみにこの山高の神代サクラの近くには、かつて見事な樹形を見せていた「萬休院の舞鶴松」というアカマツの名木がありました。
樹齢約450年という大樹で、やはり国指定天然記念物でした。
しかし20年ほど前にマツクイムシにやられて枯れ、伐採されてしまいました。
もちろん、天然記念物の指定も解除されてしまいました。
これも気候変動の影響といわれました。現在に残る名木たち、本当にいつまで見られるんでしょうね。















