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暖かい季節になってまいりました。
今年は冬が去るのが早かったのか、早くから暖かい日々が続きました。おかげで桜の開花が早まって、「今年こそ天然記念物のあの桜を見に行こう!」と思っていたのに、タイミングを逸して昨年まで同様、見に行くことができませんでした。忸怩たる思いです。
今回は、今年見に行ったわけではありませんが時期的にこれを紹介したい、ということで「日本五大桜」の一つとされる埼玉県北本市の石戸蒲ザクラを紹介します。
場所は圏央道 桶川北本インターから程近い所にあります。
台地上の周囲より一段高くなったところに「東光寺」という小さなお堂があり、その傍らに大きな桜の樹がありました。それが石戸蒲ザクラでした。
この時は時期がやや早く、まだ3~5分咲きで満開には程遠い感じでした。
石戸蒲ザクラは桜樹として最初に天然記念物に指定されたうちの一件です。同じ年に4本の樹が指定されました。
これらの樹がこの時から「日本五大桜」として数えられるようになったそうです。
その頃はこの木も大層な大木だったらしく、昔の写真を見るとそれはそれは見事な桜の大樹でした。
その後主幹は枯れてしまい、ひこばえから育った数本の幹が現在の蒲ザクラだということです。
…申し訳ありませんが、確かに現在では迫力に欠けます。
往年の見事さが見たいものです。
しかしこのまま育てば、再び見事な大木に育つことでしょう。
いずれ再び天然記念物にふさわしい迫力の大樹に育つことに期待して、今の樹を大事にしていきましょう。
ちなみにこの桜、ソメイヨシノに比べてやや遅い時期に満開になるそうです。
上の写真はソメイヨシノの花と一緒に撮影してみました。ソメイヨシノはほぼ満開なのに、蒲ザクラはまだこれからな感じがするでしょう?
そういう品種なんだそうです。
天然記念物の桜の樹はソメイヨシノと違う品種が多いのですが、そういったサクラが見たいですね。
そういえば前回紹介した我が家のサクラソウですが、植え替えたばかりなのにもう花が咲きました。
花芽がついていたのか?びっくりです。
この時期に植え替えしても無事に花が開いたということは、無事に定着したんですね。
来年以降もきれいに花を咲かせてくれると嬉しいです。