私は、2001年に、15年間勤めた会社を38歳の時に退職し、独立しました。
退職した理由は、リストラによって、会社が、不動産の仲介業務を廃止した為です。
誘ってくれていた同業他社もあり、同じ職種での転職も考えましたが、
私は、新しい事がやりたくて、
当時なかった不動産コンサルタントをやることに決めました。
正直最初は何をしたら良いのかさっぱりわからず、
当時コンサルタントの神田昌典さんの著書 成功者の告白 を読んで、
やりたいこと、やりたくないことや、得意なこと、不得意なことのリストを作ってみたり、
何をやるかを考えた結果が、
「やりたいことをやる。」でしたので、
結局やりたい不動産コンサルタントを始めた訳です。
不動産業は、当時今よりも世間的なイメージも悪く
それを払拭したいと思っていました。
その為には、困っている人を助ければ良いのではないかと思い、
そのために、
これまでは、物件を買って貰おうと懸命に売り込んでいた仕事のやり方を一新しました。
売り込まないことにしたのです。
そして、消費者が困っていることを解決することを最優先とし、不要なものは、逆に買わせないようにしました。
正直、
消費者は、
売った方が良いのか?
貸した方が良いのか?
貸すなら、新築するのか?
リフォームで良いのか?
はたまた何もしない方が良いのか?
何もわからない事が多いのです。
にもかかわらず、
不動産屋は、「売った方が良いですよ。売ったお金で買い替えましょう。」
建築屋は、「目一杯借入して、目一杯建てましょう、家賃保証しますので30年安心ですよ。」
と言って、どんどん、売り込みをかけてくる訳です。
消費者の中には、
熱心に通ってくる営業マンの熱意に、おされ
訳わからないまま、契約し、あとで、大変なことになってしまう方も少なくなかったと思います。
高額なだけに、失敗すると洒落では済まされません。
そういう現状を目の当たりにしていた私は、
消費者が選択に困るような局面で、消費者に、何が自分にとって、一番良いチョイスなのか?!
を判断するための助言を行うことにしたのです。
中立公正な立場で行う事が重要なのです。
自分が何か売り込みたい商品があって、という下心は一切排し、純粋に消費者にとって、一番良い方法のみを提案することにしたのです。
それを一生かけて、行おうというのが私が志した仕事の形だったのです。