四月朔日♪ | 茶道教室 紫庵の徒然日記

茶道教室 紫庵の徒然日記

茨城県牛久市の裏千家茶道教室です♪

 
ブログの更新をさぼっている間に
 
あっという間に4月になってしまいましたあせる
 
 
四月一日はそれまで着ていた着物の綿を抜いたことから
 
古の人は、四月朔日(わたぬき)と言ったそうです
 
今年は冬が暖かく、関東地方では桜の花も満開ですが
 
新型コロナウイルスの影響で、自粛した生活を送らざるを得ません
 
茶道教室「紫庵」では、お稽古を自由参加とし
 
濃茶の飲みまわしをしない等、対策をとってお稽古をしてまいりましたが
 
首都圏の外出自粛の要請が出てからはお休みしております
 
先が見えず、お稽古の再開も儘ならないということで
 
お教室のあれこれをアップしようと思い
 
久しぶりのブログ更新ですニコ
 
 
 
 
 
先ずは3月のお稽古模様のご紹介をいたしますね音譜
 
 
春になって柔らかな光が降り注ぎ
 
優しい風が吹くころになると
 
裏千家では釣釜をかけ、かすかに揺れる姿に
 
春先の風情を感じます
 
 
 
 
 


 

新型コロナウイルスの影響に鑑みて

 

十畳広間でのお稽古でしたので

 

天井が高く、釣釜の鎖も長くなっています

 

 

 

 
お軸は立雛の図で
 
「桃花笑春風(とうかしゅんぷうにえむ)」

 

 

 
うららかな春風に揺られて咲く桃の花は
まるで微笑んでいるよう
無心にひらく、花の美しさよ
(茶席の禅語大辞典より)
 
お花は寒芍薬
 
 
 
 
釣釜ですと炉中をよく見ることができ
 
赤々と燃える炭の美しさも格別です
 
 
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薄茶や濃茶のお点前は通常通りですが
 
炭手前は、炉中に五徳を据えず
 
鎖で釜を釣っているので、独特の扱いがあります
 
釜の上げ下ろしの際と炭をつぐ時に
 
鎖の上げ下げがあります
 
また弦や大鐶の扱いもあるので
 
年に一度は勉強したいお手前ですね
 
 
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空気の流れが良いので
 
炭もよく起きます
 
 
 
 
 
 
お菓子は上巳の節句に因んで
 
雛の袖
 
 
外郎で袖の嫋やかさが見事に表現されていて
 
見た目はもちろん
 
美味しく頂戴しました
 
 
 
 
 
外出自粛要請で家で過ごす時間が長くなり
 
先の見えない不安を感じる日々ですが
 
こんなときだからこそ
 
家の掃除をして身の回りをきれいにし
 
日々の暮らしを整えて
 
心も清らかに整えられたらと思います
 
 
 
そして、お茶を一服いただきましょう音譜