七事式のお稽古♪ | 茶道教室 紫庵の徒然日記

茶道教室 紫庵の徒然日記

茨城県牛久市の裏千家茶道教室です♪

 
今日は二十四節気の 「清明」
 
万物発して清浄明瞭なれば
此芽は何の草としれる也
(暦便覧より)
 
万物が清らかで生き生きする頃
 
 
若葉が萌え、花が咲き、蝶が舞う
 
爽やかな青い空には鳥が歌う
 
そんな季節の到来ですが
 
今週末も外出自粛要請がでていますね
 
そんな時はPCに向かってブログ更新
 
3月の七事式のお稽古をご紹介しますね音譜
 
 
 
七事式とは

 

大徳寺の無学宗衍禅師について禅の修行を志した

 

裏千家八代の又玄斎一燈宗匠と

 

兄にあたる表千家七代如心斎天然宗匠は

 

禅の心をもつ精神修養として七事式を

考案されました

 

七事式には無学宗衍禅師が精神的な内容を

禅語で端的に要約した

 

偈頌がそれぞれに示されています

 

それについては長くなりますので

 

ご興味のある方は以前の記事をご覧ください→

 
 
 
 
この日のお稽古は
 
炭付花月之式 三友之式 平花月之式
 
を行いました
 
 
 
(三友之式が終了したところ)
 
 
 
先ずはお炭をおこさなければいけないので
 
炭付花月之式から。。。
 
炭付花月之式は、平花月に初炭手前を加えた
 
付物花月で
 
初炭手前と薄茶三服点てです
 
注意する点は
 
*香合の拝見がない
 
*炭手前をする月が灰器をもって進むとき
亭主以外が繰り上がる
(亭主は炭道具を片付けて
薄茶の道具を運ぶため仮座のまま)
 
 
 
 
炭付花月の後は三友之式
 
 
 
 
三友之式は
 
花、聞香、薄茶の順で行います
 
 
 
注意する点は
 
*亭主は花台を持って席に入り迎付け
花台を持って迎付けするのは
 
廻り花之式、花寄之式、唱和之式
 
 
 
ポイントは
 
*亭主が床前から花台を持って下がるときに
連客は帛紗を腰につける
 
*亭主が香盆を床に荘って立つときに
連客は四畳半に進む
 
*菓子付きなので茶巾で折据を送る
 
*亭主が干菓子器を取りに行って総礼
 
 
 

 

たくさんのお花を育てている生徒さんが

 

お持ちくださったので

 

色々なお花を入れることができました

 

お花を入れる度に歓声が音譜

 

 

 

 

三友之式の後は

 

基本に立ち返って平花月之式

 

この式に寄せられた偈頌は

 

「互換機鋒看子細

(ごかんのしほうしさいにみよ)」

 

絶えず他の動きに注目して

変化があっても少しも動じず

それに応じての動きができるように

子細に動作をみる

(点前教則より)

 

 

花月之式の基本は

 

まさに人生の基本でもあります

 

こんな時だからこそ

 

禅の教えが身に染みる今日この頃です

 

 

 

 

 

お菓子は花紅

 

 

 

 

 

 

 

お干菓子は

 

松江の三英堂 菜種の里

 

 
春の菜畑を蝶が飛び交う様を表現したお菓子
 
不昧公引歌
「寿々菜さく 野辺の朝風そよ吹けば
とひかう蝶の 袖そかすそふ」
 
 

 

 

 

 

 

 

 
 
 
家に籠りきりでは運動不足になってしまうので
 
早朝に江戸川の河川敷を散歩しています
 
小さなタンポポが咲き始めていて
 
その可愛らしさに思わずパチリ
 
 
image
 
この白い紐はなにかしら?
 
よく見ると靴紐でしたあせる
 
春の芽吹きパワーを頂いて
 
健康に過ごせますように♪