<奈良県>~大野寺・室生寺・長谷寺 東海自然歩道を往く⑧(長谷寺から榛原へ) | 花咲く旅路

花咲く旅路

旅、グルメ、MONO、自分を幸せにしてくれるものを記録します。

 

「長谷寺」から歩いて1時間30分ほどで、「鳥見山公園」までやってきました。

 

この日は、最初に「室生口大野駅」から「室生寺」まで歩き、

 

その後、「長谷寺」から「榛原駅」に向かって歩いてるので、結構、バテバテです。

 

 

 

 

 

 

 

「東海自然歩道」を「鳥見山公園」へ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

展望台が現れました。

 

 

 

 

素晴らしい眺望!

 

 

 

 

 

 

鳥見山公園

「榛原町」と「桜井市」との境界にそびえる、標高735mの「鳥見山」の頂上近くにあり、

「勾玉池」を中心とする高原上の自然公園です。

園内には「神武天皇聖跡伝承地」の顕彰碑や、歌碑があります。

縄文時代から弥生時代の遺跡も広がります。

春にはつつじの名所として知られ、山桜も美しく咲き、秋は紅葉が格別です。

見晴台からは眼下に大和盆地、宇陀の山容を一望でき、

静寂な聖跡からの眺めは絶景で、多くのハイカーに人気があります。

 

 

 

 

 

                 鳥見山中霊時跡の碑

 

 

「鳥見山中霊時跡の碑」

「日本書紀」には、「神武天皇」が”乃ち霊畤を鳥見山の中に立てて、其地を号けて、

上小野の榛原、下小野の榛原と曰ふ。用て皇祖天神を祭りたまふ”とあります。

「神武天皇」が天地の神霊を祀る場所を「鳥見山」に築き、

そこを「上小野榛原」、「下小野榛原」と名付けたとされています。
神武天皇は、即位後、鳥見山で祭祀を行いました。

「霊畤」というのは新天皇が即位後最初に行われる「新嘗祭」を行う場所になります。

ここ、宇陀地方は「古事記」、「日本書紀」にたびたび登場し、

古代より重要な地域であったことが窺えます。

 

 

 

 

 

 

公園内には歌碑が建ちます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鳥見山展望台へ。

 

 

 

 

 

大和の山々が望めます!

 

「国見山」から「二上山」までが一望。

 

 

                       山の紅葉も美しい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

勾玉池

 

 

 

 

 

 

 

池のそばには神社が鎮座します。

 

 

 

 

 

鳥見社

 

 

「神武天皇」の祀られる神社です。

 

 

 

 

 

 

 

「鳥見山公園」の駐車場。

木々が紅葉してます。

 

 

 

 

 

時間の都合で「鳥見山公園」は駆け足での観光となりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「鳥見山公園」から、「榛原」の町に、山を下って行きます。

この時点で16時15分、いい時間になってきました。

 

 

 

 

 

 

「展望の道」とあります。

「春日宮天皇妃陵」の案内が出ていますが、

今回はスルーです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「榛原」の町が見えてきました。

 

 

 

 

 

 

住宅街を駅に向かって往きます。

 

 

 

 

 

夕暮れの町、各家庭では夕食の準備をしていることでしょう。

知らない町を、そんな想像しながら歩くのが大好きです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いつも通り、この日もほとんど飲まず食わずの散策、

さすがに疲れてきて、命の危険を感じるほどになってきました。。。

市街地にはいったので、ついにコンビニで麦茶を買って水分補給、

体力が少々回復しました。

しかし、足はガクガク、肉離れ気味です滝汗

汗も大量にかいてるし、11月なので、

夕方になると急激に冷えてきて寒くなって最悪のコンディションでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「鳥見山公園」から30分ほどで、   榛原駅     に到着しました。

 

 

 

 

 

 

 

夜の宴の場所には近鉄に乗って移動しますが、まだ時間があったので、

少々「榛原」の町を散策することに。

 

 

 

「榛原」には学生時代に、キャンプやらなんやらで訪れたことがあり、

社会人になってからも一度目の「長谷寺」観光で来ていました。

 

 

 

 

奈良県宇陀市榛原町は古くから大和の東の玄関口で、江戸時代には、

大和から伊勢に通じる街道の宿場町として賑わいました。

近鉄の「榛原駅」から東へ、線路と並行して駅前商店街を歩いていくと、

十字路を南北に通る道にでます。

これが大和の「大神神社」と「伊勢神宮」を結ぶ「伊勢本街道」です。

街道沿いに建つ、趣のある町並み。

 

 

 

 

 

宇陀市歴史文化館 旧旅籠「あぶらや」

 

江戸時代後期から末の建築とされ、明治時代末頃まで旅籠を営んでいました。
「伊勢本街道」と「あを越え道」の交差する札ノ辻に位置し、

江戸期には、伊勢参りをする多くの人々が行き交う主要な宿場として、賑わっていました。

国学者「本居宣長」も宿泊したそうです。

 

 

 

 

 

 

    

 

辻には歴史ある石燈籠や石標が建ちます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

榛原空襲跡

 

 

 

1945年(昭和20年)7月24日午前9時過ぎ、

「榛原駅」に向かう三両編成の近鉄電車が、

東方より襲来してきた2機の米軍戦闘機により襲撃を受け、

通学、通勤に人たち多くの死傷者を出しました。

奈良県内で15件あった空襲の中でも、最大の死傷者を出すこととなりました。

近くには供養塔も立っており、供養塔には死者11人、負傷者27人と記されています。

近鉄の高架下の壁には、銃撃の痕跡が残ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

やまと座

 

2004年(平成16年)に榛原駅近くの商店街にオープンした、

奈良県初の大衆演劇場。
毎月入れ替わりで大衆演劇団がほぼ毎日公演しています。
木製の劇場は、内装の白木が美しく木の香りが気持ちよい空間となっています。
舞台も広く、立派な花道も設けられた本格的な劇場仕様となっています。
 

 

 

 

 

 

 

      観光案内所のかたわらに、       ええかんじに夜の帳がおりて

    先ほど「鳥見山公園」にもあった、    赤ちょうちんに灯がともりました。

   「鳥見山中霊時跡碑」が建っていました。    私もそろそろ夜の宴に・・・    

    


 

 

 

 

 

 

 

 

 

17時でこの日の散策は終了。

 

夜の宴をする近鉄「新ノ口駅」へ向かいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(つづく~)