今回は改めて、忘れてはいけない「買い
物依存」の危険について、書いていきた
いと思います。
女性には女性の気晴らしというか、楽し
みがあります。
でも、こうした楽しみが日々の暮らしの
スパイスである間は、「心の病の病気」
で取り上げるようなことではありません。
が、時には単なる気晴らしを通り越して、
ショッピングが全てとなってしまう場合
があります。
依存症、中毒、呼び名は色々ありますが、
止めようにも止められなくなります。
コントロール不能になった状態です。
ある種の状態になると、ショッピングの
魔力に取りつかれやすくなります。
更にその状態が続くと
「人の心を破壊し、精神障害を引き起こ
す」
可能性もあるのです。
単なる癖ではなく、「買い物依存」は、心
と脳の病気なのです。
実際のめり込んでいる内は、その自覚はあ
りません。
買い物依存症の人は、自覚症状があっても
なかなか心療内科に行きません。
そのお金があれば、買い物につぎ込んでし
ありませんので、本人に治そうという決意
がないと、治療は困難です。
【どうして、買い物依存症から抜け出すの
は困難？】
一旦、依存が完成してしまうと、そこから
抜け出すのは困難です。
なぜなら、依存の背後にある心の不安感、
抑うつを解決するために、ショッピングが
必要不可欠となってしまうからです。
ショッピングの際の気分の高揚感が、一時
的に、心の不安感を取り除き、うつな気分
を、癒します。
しかし、しばらくすると、心は不安定にな
り、それを解決するためにショッピングが
必要不可欠となってしまうからです。
【買い物依存から抜け出すには？】
こうした依存が続くと、家族などの信頼関
係にヒビが入りますし、経済的にも多額の
借金を背負うなど、人生の崖っぷちに立た
されます。
何とかして、買い物依存症から抜け出す必
要があります。
そのためには、本人の強い忍耐と決意が必
要になってきます。
まずは、心療内科、精神科に行ってください。
もしくは、ADHD(注意欠如・多動性障害)の
可能性もあります。
動こりやすいのが、衝動買いや金銭管理が
苦手だったり、その他にも個人によっても、
環境によっても現れ方が違います。
こうした病気が原因の場合もありますので、
まずは、診察を受けることをお勧めします。
なぜ、依存症に至るのかというと、依存状
態は、快楽物質・脳内麻薬と呼ばれる
「ドーパミン」
が関係するそうで、そのドーパミンが増えれ
ば受容体も増え、そうなると耐性が出来るた
めにもっと強い刺激を欲しがるそうです。
更に、ストレスからの不快感があると
「ノルアドレナリン」
が増え、これがまたドーパミンを増やすんだそ
うです。
ここで満足感を与える
「セラトニン」
が暴走するドーパミンを抑え、これが出来ない人
は、依存症になりやすいということです。
ストレスが最大の原因で
「ドーパミンが暴走し放題」な状態が、「買い物依
存症」を招いているということらしいです。
ちょっと医学用語で分かりづらいかもしれませんが、
やはり脳内物質がかかわっていることは確かなよう
です。
難しい話になってしまいましたが、いかがでしたで
しうか？
なかなか、頭では分かっていても、脳内の事はやはり
医学でしか、説明できません。
買い物をして快楽を得る、そしてそれがエスカレート
していく…それが買い物依存症の原則（？）になるの
です。
意志が弱いのではなく、あなたがガンコなせいです。
少しは、それを緩めて気持ちを落ち着かせましょう。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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