今回は「借金依存症」について、書いてみた
いと思います。
買い物依存症に密接した関係でもありますが、
あまり耳慣れないかもしれません。
借金依存症という病名から、無目的に人から
お金を借り続ける人を想像されるでしょうが、
買い物依存症など、他の依存症の影響で借金
を重ねてる人を指します。
かなり厄介な依存症で、使えるお金もないの
に、ショッピングをしてしまい生活費に困っ
て借金を繰り返す、という悪循環に陥ってい
ます。
借金依存症に陥ると、次第に金銭感覚がマヒし
て行きますから、大変危険です。
借金依存症に陥っている人の多くが、今は生活費
にも困ってお金を借りているけれど、返す気にな
ればいつでも返せるし、自分には返済能力がある
と、思い込んでいます。
10万円借りている人でも、100万円借りている人
でも、いざ返すとなると使うほど簡単にはいきませ
ん。
生活費など必要経費をねん出しながら、借金も返す
となると、倍々のお金を稼ぐ必要があります。
借金異存の人は、何の根拠もなく、自分の返済能力
に自信を持ちますが、病状が悪化するほど、金銭感
覚もマヒし、返済のめども立たないのに、とにかく
借金を重ねてお金を使い続けます。
そして、ついには借入限度額を超えてしまったり、
複数の消費者金融から借金を背負った結果、新規の
借り入れも断られるようになります。
法律の改正で、自分の収入の３分の１までしか借り
れないようになりました。
もう、どこにもお金を借りることが出来ない、月々
に返済をしなければならない額の利子すらも払うお
金が手元にない、という状態まで追い詰められ、よ
うやく自分ではとても返せないほどの借金を現実的
に受け止めることが出来ず、パニックになったり、
絶望して自殺を選ぶケースも珍しくありません。
借金依存症のあなたの場合は、最悪の状況まで追い
詰められないと、現実を直視できない傾向にあります。
現在借金を背負っているあなたの場合、額にかかわら
ず、本当に返済することが出来るのか、新しい借金を
重ねる前に一度全額返済を実行してみましょう。
そうやって見て、改めて、自分の借金額を知ることに
なるのです。
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