これって、著作権や水資源にも言えることですね~
所有権を設定した時点で、み~んな奪われてしまうのです。
「自分のもの」思想を捨てなければいけません。
マルクス主義が、私有財産制を問題視したのも、こういうことがあるからです。
所有権の設定によって、契約や売買が可能になり、”金持ち”がカネと法律にモノを言わせて、「みんなのもの」も「だれのものでもないもの」を私物化できてしまうのです。
すべての「支配ー被支配」の関係は、所有権の設定によって始まります。
そして、それは「”オレのもの”が増えれば、自分はますますトクをする、豊かになる」という錯覚につながるのです。
所有権の行使は、一種の暴力。
ゆえに、権力同様の抑制原則に従わせねばなりません。
所有権を「絶対正義」にしてはいけないのです。
公共の利益と個人の幸福追求の権利の折り合う地点に”落としどころ”を設ける必要があるのです。