「金持ち父さん」でも「ユダヤ陰謀論」のサイトでも…
だれかの負債=だれかの資産
…って、解説していますわね…観ましたか?…
だれかの支払いが、だれかの稼ぎになるわけだし、
だれかの損が、だれかのトクになるのです。
「資本主義の仕組み」「おカネの仕組み」といって解説されています。
要するに、ゼロサム!…
まあ、物理のエネルギー保存則といっしょですな…
…んで…資産は、「借金」からできているので、資産が減れば、「借金」も減る…
日銀が国債を買って400兆も積み上がっておりまして…
これがすべて10年物だと仮定して、さらにアメリカ並みに1%金利が上昇したとすると…
価格は10%下がりますので、400兆円は360兆円になるわけです。
日銀の財務は40兆減って痛みますが、「国の借金」は40兆なくなるんです…
ハ~イ、めでたしめでたし…となるのや否や…(そこがイマイチよくわからない…)
借金を証券化して売ってしまえば、債権を買った投資家がリスクをすべて引き受けます。
もちろん、デフォルトしなければ、満期までもっているだけで儲かるわけですからね~
前回のシャイロック13世の錬金術をさまざまに応用して儲けているのが金融業界です。
きょうはちょっとリートの仕組みを勉強してみましょう…
時代は、バブルのころ…
日本企業の多くが、不動産に手を出して、バブル崩壊で大変なことになりました…
そこで売れなくなった不動産を処分するために、リートが導入されたのでした。
不動産が、リートによって現金に代わり、負債を減らすことができたわけです。
≧(´▽`)≦ いまの先進諸国や中央銀行も同様にバランスシートが膨らんでいるわけです。
アメリカは金融正常化に動いているのに、日欧は逆にバランスシートを膨らませていますw
企業は、シャイロック13世のように、劣化資産を証券化して現金を手にして借金を消した。
いわば、借金が「リート」という証券になって、投資家に手にわたったのです。
ある意味、投資家が「ババを引いた」わけです。
とういえ、リスクだけのものが売れるわけもなく、相応の期待リターンがあるから投資家が買うわけですね。
だから、「ババ」は、「エース」や「キング」かもしれないんですね~
話だけ聞いていると、まさに怪しい「ババ」そのものなんですが…
不動産を運営するのは運用会社なんだけれども、不動産を所有しているのはあくまでペーパーカンパニーなんですからね~
ビルを一棟買おういう人はいなくても、分割して小口にすれば買い手がつく。
買った本人も、いつでも売ることができる…
売買がしやすくなる、売買が活発になる…ってところがミソなんですな~
そして、買う側にも大きなメリットがある…
税金が「優遇」されている…
また、そもそも家賃収入というのは手堅いうえに、複数のビルがセットになっているので、リスクも分散されている…
とはいえ、本当に「よい物件」はリートにせずに自分で持っている方がトクだ…
金融庁の監視によって、評価額より低い値段でなければ売りだせないからね~
だから、買う側は、その分トクなのだよ…
リートに出されるのが、多少収益性の落ちたビルだとしてもね…
もっとも…デベロッパーも、たくさん作ってたくさん売る方が儲かるだろう…
シャイロック13世が、じっと返済を待っているより、たくさん貸してたくさん売る方が儲かったのと同じリクツだよ…
金融というのは、金持ちがどうして金持ちになれたのかを、いろいろと教えてくれる…
こーゆーのがむずかしいというのなら…
黙って死ぬまで働けってことだよねぇ~
さて…日本企業は証券化によって救われたが…
「国」や「中央銀行」は、だれが「救って」くれるんだろーねー?
やっぱ…超増税か?(T_T)