われわれはどこで間違えたのか…
今となっては突っ込みどころも多い黒井氏の議論。
でも当時は説得力があったし、いまでも傾聴すべきところは残っている。
さてさて、きょうは財政赤字の議論である…
ひところアメリカの財政赤字が日本でも話題になったことがある。
最悪は1992年で歳入不足はじつに2904億ドル。
これは当時のレートで36兆7791億円であり、同年のイギリスの国家予算に迫る。
だが、見かけほど深刻ではない。連邦政府と自治体の抱える債務は5兆1381億ドルだが…
これはGDPの70%で、憂うべき水準ではあっても、危急を要する水準ではない。
G7の地方債務残高の比率を見てみよう…
イタリア…123%!!、カナダ…93,5%!!、日本…93,4%!!、
ドイツ…66,1%!、フランス…65,0%!、アメリカ…64,4%!、イギリス…59,5%!
これを見ればイタリアがダントツとなるが、日本の方がじつは深刻かもしれない。
イタリアは1994年をピークに減少に転じているのに、日本は1990年代から急増しているからだ!
日本には橋や道路を建設するために発行する建設国債なるものがある。
これは個人の住宅ローンになぞらえられる。その残高が171兆5937億円(平成9年度末)
さらに「赤字国債」と通称される特例国債が73兆9110億円。
この他にも減税特別国債8兆554億円。
交付国債、出資国債、国鉄清算事業団債権継承国債などがある。
これらをすべて合わせると259兆2985億円にも達する。
だが、これでもまだ借金はすべてではない。
後年度負担分の単純な借入金が80兆円以上ある。
他にも外為資金証券などの短期債務もある。
これらも合わせると、383兆4323億円にもなるのだ!…が、まだこれでもすべてではない。
先の旧国鉄債務が28兆円、地方自治体の債務が108兆円…
すると総額は少なめに見積もっても520兆。これはGDPを上回っている!
(-_-メいまは1000兆ですけどね…
これは国民ひとりあたり416万円。四人家族だと1664万円に相当する。
なぜこんなことになったのか…?
きっかけは第一次オイル・ショック後の不況にある。
このとき政府は不況脱出のために2兆円の大型減税をやって歳入不足を招いた。
ここから赤字国債に加えて建設国債も出すようになり、借金依存体質になってしまった。
「増税なき財政再建」の旗のもと…結局、財政赤字が減ることはなかった…(-_-メうそつき~
そして、バブルになってさらに借金は膨らむ!((((((ノ゚⊿゚)ノえ?なんでwwwww?
政府は地方自治体に公共工事を増発させるようになった。
国が借金だらけで財政再建中!そんな中で公共工事は増やせないということだったから。
一方で政治家から公共工事の要求が厳しくなってきた。
そこで地方自治体に工事を増発させたのだった。
だが、自治体にそんな予算はない!…っで、独自に地方債発行である…
私(黒井)が大蔵省でここをくさすと官僚たちは異口同音に応えたものだ…
「我々は財政再建に努力したが政治家の圧力には抵抗できなかった。選挙によって選ばれた人の意見はそれだけ重かった」((((((ノ゚⊿゚)ノ”民意”じゃwwwww!!(-_-メ人事を握られてるからだろ?
バブルのときに政府は地方交付税交付金を大幅に増やしている!((o(-゛-;)ジミンwwwwww!!
これがバブルの炎に油を注ぐことになり、不良債権の遠因になった。
さらに建設国債も乱発!景気を冷やすべきをさらに過熱させた!
これに合わせて自動車も家電もとんでもない設備投資をした。
それがそっくり余剰生産設備になってしまったのである。
こうして発生した不況に対し、またも莫大な補正予算を組んだのだった…
( ̄∩ ̄# こうしてみると”寄生虫”とは、ジミンやこれを支持する業界、国民どもだということがよ~くわかる。
ヾ(。`Д´。)ノ 国賊め!!
(  ̄っ ̄) 政府や業界のクソどもは、ず~っと「社会福祉にカネがかかる」とほざいてきた…
( ̄へ  ̄ 凸 公共事業や企業減税で予算が足らなくなっているんだ!ボケ!!