『週刊金曜日』874号が、伝えたGLOBAL REVOLUTION!(いつものように編集しまくりで紹介)
Occupy Wall Street Movement
NO! New World Order for 1% 、but for 99% !!
ズコッティ公園から、OWS(for1%)のデモ隊を強制撤去したNY市警は、そのまま公園に居座った。
メディアなどは、繰り返し「彼らの目的は何だ?要求が不明だ」などという常套句でネグっている。
日本ではすぐに「反」をつけたがるし、((-з-)別に、それが悪いわけではないけれど)
それで「反格差」デモなどと報じられているが、そんな程度のものではない。
OWSの求めているもの、それはすでに、その行動で表現されている。
リーダーや代表者を必要としない社会
ヒエラルキーのない社会、
多数決や投票によらない、住民参加とその合意の形成によって運営される社会。
すなわち、直接民主主義である。
OWSは、「直接民主主義が不可能ではない」ことを実践で立証し、モデルを提示する運動なのである。
『これは新しい社会のモデルであって、これまでのような、何かに反対する抗議行動ではなく、新しい何かをつくるための方法論なのです』
OWSの合意形成のようすを記録した動画『コンセンサス』のなかで、これまで「不可能」とされた直接民主主義が「いま・そこ」で実際に実践されているようすを見ることができる。
『直接民主主義と自由、そして人間同士の連帯に基づく社会が可能だということを、私たちは理屈で証明したりしない。それは行動によってのみ示すことができる』
自分たちの求める社会のありかたを、いま・ここでつくりだしてみせる!
革命を待つ必要はない!
これを『予示的政治』という。ここ数十年のオルター・グローバリゼーション・ムーブメントのなかで試行錯誤されてきた。
「革命後の世界を先につくる」
この発想はガンジーに由来する。『あなたが見てみたいと思う世界があるのならば、あなた自身がその変化になりなさい』((-з-)b イエスが「天国ではこうだ」と話したことは、まさにこれだったのだがねえ!)((ノ゚ο゚)ノソクラテスの「対話法」も、まさにこれだった!)
This is What Democracy Looks Like!『民主主義とは、こういうものだ!』
つまり、『われわれは、民主主義を要求する!』という陳述や声明ではない。
新しい世界をいま・ここでつくって見せる。それがテーマとなるにつれ、ムーブメントはより、アート的になり、パフォーマティブになっていった。スタイルも大きく変化した。
だから、「運動」と言えばリーダーがいて、要求が陳述されると考えていると、何が要求かわからないだろう。
OWSの先行きはまったく読めない。というのは、これが実験だから。
権力を取らないで世界を変える実験なのである。
OWSは、従来の革命のように政権を倒して、権力を取ろうとするものではない。
もし、そうならワシントンかホワイトハウスを占拠したであろう。
OWSがウォール・ストリートを占拠したのは、ここの強欲によって、米国と世界が占拠されたからである。
それを取り戻せばよいのであって、権力を奪い、自分たちが取って代わろうというものではない。
権力と支配は、直接民主主義を求めるOWSが、もっとも嫌うものである。
われわれが取り戻すべきは、コモンズである。
ズコッティ公園で、人々は衣食住のほか、情報や知識をシェアしていた。
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