日時:2020年12月26日15:30~16:00
会場:上海花園飯店1階緑州大堂(オアシス)
出演:上海コールプラタナス(上海梧桐合唱団)
曲目:きよしこの夜、ほか
感想:上海在住の日本人のアマチュア合唱団。
日本人は外国に来てまでも、こういう趣味の活動を実施してしまうところがすごい。
ただ以前は、知り合いが沢山参加していたのだが、今回のコロナの影響で帰国したっきりで上海に戻れなくなったりしている人も少なくなく今回は以前に比べて、だいぶ参加者が目減りした合唱団となった。
またメンバーが減っているのと同時に毎年夏に行われている発表会も今年は中止を余儀なくされていたようで、先週の上海ブラス同様に1年ぶりのクリスマスミニコンサートとなったようだ。
さて実際の歌だがまあ以前も書いた通り、合唱に関してはあれこれ言うほど審美眼も備えていないのだが、この日のパフォーマンスは耳あたりがよく、印象は良かった。
ここの会場は、コンサート専用ホールではないが、天井が高く化粧板づくりの壁の為、キリスト教の教会ほどではないが、それなりに残響があり、心地よく聴ける。
合唱団の周りでは、ソファーに座ったお客がお茶を楽しんでいるような状況であるが、ローコンサートとしては悪くない環境なのではないだろうか。
さて歌は例年より人数が減ってしまったため、パワーが弱まった点は否めないが。つい先日聴いた合唱よりは遥かに訓練されている印象。
その意味では、プロ以外の愛好家もこのレベルをもっているのは日本の誇るべきところである。
たった30分の短いパフォーマンスではあったが、長いトンネルを潜った2020年において、何とか年末を迎えたという印象を与えてくれたコンサートであり、年の瀬をかみしめさせていただいた時間となった。