ランニングインストラクターの北村修造です。
私のランニングレッスンの中で、「股関節の動き」が旬のレッスンです。
ランニング動作の中で大事な動きをする関節は
・足関節(足首)
・膝関節
・股関節
です。
その中で何故「股関節」に注目しているかというと
「お尻、お腹等、体幹の大きな筋肉で動かす関節」
だからです。
大きな筋肉は、大きなパワーを発揮出来ますし、疲れ難いと言われています。
ですから長い距離を走る時は有効に使っていきたい関節(筋肉)なのです。
逆にデメリットは
「上手く使うのが難しい」
です。
人間の身体の関節(筋肉)は末端にいくほど神経が細やかで繊細な動きが出来るように作られているので、足関節(足首)や膝関節を使う方が簡単にランニング動作が出来ます。
多くのランナーは膝関節をメインに走っているので、故障は圧倒的に膝が多いです。
(逆のことを言えば、股関節を上手く使えれば膝の痛みは軽減されます)
股関節の動きは
・着地
・推進力
の両方に使えます。
話が長くなるので、今回は「着地」にポイントを絞りましょう。
レッスン1:股関節を動かす意識を感じる
着地で股関節を意識するには、「股関節を動かす意識」をします。
ランニングの着地は、足関節、膝関節、股関節を曲がり、ちょうどスクワットをした状態に似ています。
片足スクワットは初心者には辛いので、両足のスクワットをやってもらいます。
スクワット動作をするときに、股関節を大きく動かしたいので
・お尻を少し後ろに突出しながら
・上体を前傾させながら
・股関節の可動域を大きく意識
がポイントになります。
股関節を大きく動かしている意識が出来るまで繰り返しましょう。
レッスン2:着地で股関節を使う意識を感じる
股関節を動かす意識を感じることが出来たら、これに「お尻」「お腹」の筋肉を使う意識を加えます。
「レッスン1」のスクワット動作に
・立った状態から、足関節、膝関節、股関節の力を抜き
・各関節が曲がり、身体が沈み込み
・身体の沈み込みを「お尻」「お腹」の筋肉に力を一瞬入れて止める
がポイントです。
直ぐにこの動き、身体の使い方をマスターする方もいますが、多くの方は
「う~ん、良く分からない」
「理屈は分かるが、ちゃんと出来ているのか分からない」
となります。
今まで使えていなかった部分を使うには、やはりトレーニングが必要です。
意識することを続けていれば、だんだん分かってくると思います。
翌日、お尻やお腹に筋肉痛が出れば良い意識が出来ていることになります(笑)。
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