米木康志さんの事 | 沖野修也オフィシャルブログ Powered by Ameba

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Kyoto Jazz Massive 沖野修也 Official Blog

今年は

Kyoto Jazz Massiveの

デビュー30周年。

 

実質的な

アーティスト・ファースト・アルバムは

Compost Recordsから出た

『Spirit Of The Sun』ですが、

日本でのデビュー盤は、

やはり、

『KYOTO JAZZ MASSIVE/V.A.』

(1994年)になるでしょう。

 

コンピレーションの体裁を取ったのは、

その時まだ僕は作曲に取り組んでおらず、

プロデューサー/ディレクターとして、

Mondo Grossoのメンバー

(大沢伸一、吉澤はじめ、

黒羽康司、堀江健治、

中村雅人、大塚英仁、

B-BANDJ)の

個々の才能に表現の場を与える、

そして、

京都の仲間

(沖野好洋、山口武司、チャングルー)の

能力を世に知らしめる、

更には、

DJ Krushさんや

Masters At Workのお力をお借りして

Kyoto Jazz Massiveなる

音楽集団

(その時点では

まだ兄弟クリエーターではなかったので)の

認知を高める

という目的で制作したからです。

 

吉澤はじめさんには、

Bossa Freeという名義で、

名曲、

「Mas Que Nada」の

カバーを演奏してもらいました。

 

この曲で、

ベースを担当していたのが

米木康志さんです。

 

 

僕は、

この曲を何回かけたか判りません。

イントロの

吉澤さんと米木さんの絡みよ!

そして、

全編を貫く、

ヘビーで

グルーヴィーなベースよ!

 

(19:06から)

 

米木さんと言えば、

BBEから再発された

Makoto Terashita 

Meets Harold Landの

『Topology』でも

ベースを弾かれているし、

 

 

僕の愛聴盤、

Steve Grossmanの

『Katonah』(1986)

のタイトル曲、

「Katonah」も米木さん!

 

 

吉澤さんの『Violet Lounge』にも

5曲参加されていました。

 

(Trackの1, 6, 7, 9, 11で、

僕が好きなAbysmは27:53から)

 

本当に素晴らしい演奏家です。

その米木さんが

口腔癌の手術後、

リハビリと

治療に専念されるそうで、

ドラマー、本田珠也さんと

吉祥寺サムタイムさんの協議により

来たる7/31に

ベネフィット・ライヴが

行われる事になったそうです。

米木さんの

一日も早い復活をお祈りすると共に、

皆さんのご来場と

ご支援を心からお願いします。

 

また、

この機会に米木さんの才能を

一人でも多くの方に

お知り頂きたいと思います。

 

沖野修也