Three Blind Mice | 沖野修也オフィシャルブログ Powered by Ameba

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Kyoto Jazz Massive 沖野修也 Official Blog

 

伝説の国産ジャズ・レーベル、

Three Blind Miceのコンピレーション

(by 須永辰緒さん) が届きました。

しかも2枚組。

 

ありがとうございました!

 

Three Blind Miceと言えば!

今から35年以上前に

難波のレコ屋で

中村照夫さんの

『ユニコーン』を見つけたのに

買わなかったり

(10年後に神田で見つけて購入!)、

30年前に

新宿のレコ屋で

植松孝夫の『デビュー』を

100円で買ったり、

渋谷のレコ屋で

当時

西麻布のYellowで

僕と高宮永徹さんと

一緒に

レギュラー・パーティーをやっていた

Jeff Brownに

今田勝の『Green Catapiller』

を教えてもらったりと

エピソードが尽きないレーベルです。

 

その昔、

Kyoto Jazz Classicsという

コンピ・シリーズを出していた時に

Three Blind Miceも

候補に挙がっていたんですが、

カタログが全て売却になり

話は断ち消えに・・・。

 

それが、

今回、

須永さんの選曲で

レーベル・ショーケース的な

コンピレーションが発売になり、

世界にその魅力が

改めて披露される事になりました。


この所、

何度目かの和ジャズの再評価と

アナログ・ブームもあって

中古屋での

Three Blind Miceの高騰に

困惑していた僕ですが

(二足三文で売られていた盤が

評価されるようになったのは

嬉しい気持ちもあるものの、

もう手が出ない価格になって

いる作品もあるので)、

このコンピでその世界観に

触れ易くなり、

一人でも多くの人に

Three Blind Miceの音源に

耳を傾けて頂ける事を願っています。


ジャズ・ファンク、

ジャズ・ロック、

ハード・バップ、

アフロ・ジャズのような

ダンサブルなものや

モード・ジャズ、

バラード、

ワルツといった

数々の美しい曲もあり、

民謡的な

和の旋律を持つジャズから

アブストラクトなジャズまで

様々な

スタイルを包括する

Three Blind Mice。


コロナ禍で

アナログを

両面じっくり聴く機会の増えた僕も

まだまだ

Three Blind Miceの良曲を

発掘中です。


果たして

須永さんは

どんな曲をセレクトされたのか?

今から聴いてみたいと思います。