お父さんにも | 沖野修也オフィシャルブログ Powered by Ameba

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Kyoto Jazz Massive 沖野修也 Official Blog

二ヵ月の海外滞在。


折り返しを過ぎ

重要なミーティングを

8末に終え、

妻のご両親や兄妹と

三泊四日で

小旅行に。


かつて

スコットランド王国の

首都であった小都市

スターリングは

妻の実家から

一時間程で

行ける距離にあるが、

別荘地に家族で泊まり

(夜は妻のお父さんが

YoutubeでDJ‼︎をして

母と妻と妻の妹、

お兄さんの奥様で

Disco大会!)、

城下町を散策したり

(僕好みのモダニズム?

ブルータリズム?

建築を発見!)



TVでサッカー観戦して

家族で盛り上がり



(義兄がサポーターでもある

セルティック戦で

古橋亨梧の得点で勝利‼︎)

束の間の休暇を楽しんだ。


僕の個人的なハイライトは

義兄と義妹家族が

先に帰った後に

義父と義母と妻と僕の

四人で行った

デビルズ・プルピット

(悪魔の祭壇)。


スコットランドの

有名な観光地で

恐竜が生息していた時代を

彷彿とさせる(大袈裟かな?)

自然豊かな

渓谷だ。


義母と妻は

その渓谷に降りる事を

一早く断念。


サンダルとブーツだったから

仕方がない。

それでも

崖っ淵から

谷底に流れる川を

見下ろしただけで

震え上がっていた。


よって

そこから先は

義父と僕の

男二人旅。


僕が先導して

崖を降りる。


途中から

掴むものがなかった

急勾配の

坂道を下り

(道と言っても表面は泥で

非常に滑り易くなっていた)、

僕よりも

一回りも

二回りも身体の大きい

お父さんも

慎重に

且つ

バランスを取りながら

何とか

川岸に辿り着く事が出来た。



正直、

どうやって

この泥まみれで

掴む物がろくにない

坂を戻るのか

僕には

皆目

見当も付かなかった。


しかし、

義父は

笑顔で

僕に提案した。


崖を降りて来る時に

向こう岸の

岩場の間に

石を積んで作った

階段が見えたから

靴と靴下を

脱いで川を渡ろう

と。


雄大な

景色を眺める

義父の背中に

亡き父の後姿を

重ねた。


病気がちで

入退院を繰り返した

父との思い出は

あまり多くない。


それでも、

週末になると

僕と弟を連れて

森を探索するのが

好きだった父。


獣道や

太陽の方向を頼りに

迷う事なく

必ず

森を抜け出して

僕と弟を驚かせた

父との

小さな冒険を

僕は

思い出していた。


そして、

渓谷の底で

川の上流を背にして

二人でセルフィー。


 

岩場の間にある階段を

登る時は

僕が

後続した。


勇気を示したくて

先走った

子供のような僕を

(現在56歳だけれど

今日は6歳児だったな)

安全で

正しい方向に

導いてくれた

義父に感謝しながら。


我々の冒険談を

車で待っていた

妻と義母に報告すると

妻は

どっちが

勇敢か競い合って

危険な

谷底に

降りて行ったに違いないと

心配していたのよ!

と。


どうやら

義父と僕は

似た者同士らしい(笑)。


このブログでは

何度も

亡き母の事に触れ

「お母さんに電話して」

呼びかけて来たけれど

今回は違う。


もしまだ健在なら、

お父さんにも

電話して!


(但し、

毒親でない事が条件です)


PS


旅の終わりのランチは、

リンリスゴーという

湖畔の小さな街で。


ここでも

好みの建築を発見‼︎



高くなさそうだし

移住するなら

ここなんかどう?

と妻に訊くも

「はいはい」と一蹴。


妻は団地?的な物件に

反対なのだ...



レトロなショップも物色w



義父がレコード店があるよと。

さすがYoutube DJ!!

(本職はタクシードライバーです)


何と!


 

黒田大介さんのコンピを

アナログ盤で発見!


2020年にリリースされた作品の

再プレスだそうです。


スコットランドの

地方にある

小さな街の

小さなレコ屋にも

仕入れられてるなんて凄いな。


欲しいレコードは

見つからなかったけれど、

Fela Kutiの再発や

Jazzanovaの12インチ

(KJMのRemixではなかった)、

Nubya Garciaのアルバムと一緒に

The Room Shibuyaの

音楽的な支柱でもある

黒田さんの名前を

日本から遠く離れた場所で

目にする事が出来て

とても

嬉しかった。