コロナ感染記 | 沖野修也オフィシャルブログ Powered by Ameba

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エジンバラでコロナに感染してしまいました・・・。

 

日本を出る前に先に里帰りして

エジンバラにいた妻が酷く咳込んでいたので、

心配してはいたんです。

大丈夫か?と。

先に妹さん夫婦が感染していたので、

訪ねていたら

もらってる可能性あるじゃないですか?

でも、

妹さん夫婦はしっかり自宅で隔離して

陰性反応が出てから会ったから大丈夫と。

”ただの風邪”じゃないかなと。

 

部下に冗談で、

イギリスに行くって

コロナの沼に

浸かりに行くようなもんだから、

感染するかもね・・・

と言ってたんです。

 

到着したら、

妻と妻のお母さんが

迎えに来てくれたんですが、

二人とも

時折咳き込んでました。

でも、

表情はとても元気そう。

家に到着すると、

服を全部サン・ルームで脱いで!

と妻に言われました。

ヒースローで乗り換えたので、

ロンドンか

エジンバラ行きの飛行機で

コロナを貰ってるかも

しれないでしょ!

と。

 

ちなみに、

日本の家を出てから

エジンバラの家に着くまで

ドア・トゥ・ドアで28時間!

 

僕、

空港に

3時間前に行くようにしてるんです。

何があるか判らないので。

案の定、

イギリス入国の書類に

不備があると問題発生!

妻と同じように

(彼女が帰国する時に

羽田まで付いていったので)、

イギリスでの降機地を

エジンバラにしたら、

ロンドンでないとダメだと!

え、

妻それでOK出したでしょ

(同じ航空会社)?

焦った航空会社が

上司やイギリス本社、

イギリスの外務省に確認するなど

大混乱で2時間経過・・・。

何と、

妻の書類が間違いで、

航空会社が

ミスで通したと過ちを認め、

今度は僕が

日本の英国大使館のサイトから

登録するフォームの

訂正をしようとするも

アクセスできないトラブル発生・・・。

何とこの解決に30分

(全て英語なので、

ちゃんと理解していない僕が

クリックする場所を

間違えていた事に

スタッフが気付いた)!

 

入国審査も

手荷物検査もしてないのに

30分しかない

(新幹線のホームに

30分前に着いているのが

僕のルールなので、

国際便なのにもう電車と同じ)!

 

何とか搭乗口に間に合いましたが、

機材の調整か何かで搭乗が遅れると・・・。

 

ここで、新たな問題発生!

僕、前の日も、

その前の日も、

Kyoto Jazz Sextetの

ミックス・ダウンや

音の確認で

ほとんど寝てなかったんです。

機内で寝るからいいかと・・・。

 

だから、

搭乗口前で待たされ、

猛烈な睡魔との闘いが(苦笑)。

 

こういう時の為に、

ふんどしを常備して、

搭乗が始まったら起こして下さい

と書いておかないとダメですね。

で、頭に括り付けて顔の前に垂らして、

寝る

(そういう事をしている人がいるのを

デレビで観ました)。

 

もう、必死に眠気を堪えて、

搭乗の開始を待ちましたよ(苦)。

 

で、いよいよ登場が始まって、

通路を歩いて機内に向かう時に

不気味な光景を見たんですよね。

コクピットの下にある

タイヤの付け根が開いていて、

作業員達が必死で作業しています。

声は聞こえないものの、

その素ぶりや表情に

鬼気迫るものがあり、

ただならぬ雰囲気が

漂っていたんですよね。

でも、その調整が終わったから

乗れる事になったんだから、

ま、大丈夫なんだろうなと。

 

席に着いて、

速攻熟睡しました!

もう、

起きたらヒースローに

着いてて欲しいと

祈るような気持ちでw

実際にそういう事が

一回あったんです。

若かりし頃、

徹夜明けのイギリス直行便でww

 

ふと目が覚めると、

乗客が立ち上がって

移動し始めています。

え、もう着いたん?

早!

と思いきや、

景色が・・・羽田?

 

何と機材トラブルが直らず、

一旦降ろされて

別便をロビーで待つことに

なったようなんです。

お詫びのアナウンスが

流れています・・・。

 

ま、マジか・・・。

この時点で起きてから7時間、

家を出てから6時間が経過・・・。

 

全然、

コロナの話になりませんね(謝)。

 

とにかく、

機体を変え、

16時間以上かけて

(ロシア領空は通過出来ないので北回り?)

ヒースローに到着しました。

ヒースローに着いて驚いたのは、

必死で入力し直した

入国申請書類のチェックが

ない(怒)!

しかも、

噂通り、

誰もマスクをしていない!

 

そして、

ヒースローで乗り換え、

無事?に

エジンバラに着いた

という訳なんです。

 

妻の実家のサン・ルームで、

コートとライダースを脱ぎ、

室内着に着替えようとしたら、

妻がシャワーを先に浴びて!と。

警戒態勢は十分。

ただ、気になったのは

妻もお母さんも

ずっと咳をしてたんですよね・・・。

空港では、

駐車場が寒かったからかな

と思ったんですが、

家の中でも

(スコットランドの家の中は

セントラル・ヒーティングで

とても暖かいのです)

ゴホゴホと咳をしているんです。

 

翌日(火曜)!

お母さんが具合悪いと・・・。

翌々日(水曜)、

念の為に

家にあったキットで

検査をしてみたら

お母さんと妻が陽性!

僕とお父さんは陰性。

木曜日、夜、僕、悪寒が・・・。

は、発症か??

金曜日、僕も陽性に・・・。

日曜日、遂にお父さんも陽性に。

 

ただ、

お母さんは比較的すぐに

回復されてましたね。

お父さんは、

一番最後に

感染が明らかになった訳ですが、

ほぼ無症状。

妻は3日ほど熱出して、

ケロっと復活。

 

で、

僕はというと。

発熱、

頭痛、

咳、

倦怠感、

食欲不振、

体の痛み!

 

食事を全く摂らない日もあり、

20時間以上眠り続けたり・・・。

でも、

体が痛くて何度も起きた夜も。

 

あまりに苦しくて、

病院に行きたいって言ったんですが、

妻が、

スコットランドは

病院がどこも空いてないからダメよと。

僕が病床で見たニュースでは

感染者が1週間で46万人!

10人に1人が

コロナって発表されてました。

それって、

日本で言えば1000万人とかでしょ(怖)。

 

しかも、

我々四人

(お父さんは個人タクシーの運転手、

お母さんはもう引退、

妻は現地に住民票登録なく、

僕は旅行者だから)は、

会社にも役所にも病院にも

陽性を報告してなかったんで、

実質的には、

10人に1人ってことない筈。

分母はもっと小さいかと・・・。

 

回復した妻は、

最初、僕が大袈裟過ぎる

と取り合ってくれなかったんですが、

たまたま僕が

汗をかいたパジャマを脱いだ時に

背中に現れた湿疹を見て、

考えを一変。

「これ、

コロナだけじゃなくて、

帯状疱疹を併発してるんじゃない?」と。

 

道理で痛い筈です。

胸が痛かったけれど、

肺じゃない。

あばらの

しかも皮膚の表面が痛かったんですよ。

僕、過去二回帯状疱疹になってるんです。

 

さすがにそこからは、

それは大変と心配してくれました(苦笑)。

 

ネットで調べると

コロナで帯状疱疹併発

って症例あるんですよね。

ただ、原因に諸説あり、

 

①コロナ禍での生活によるストレスによる免疫低下で発症

②コロナ感染による体力の低下による発症

③ワクチン接種後に起こる一過性のリンパ球減少による発症(僕2回接種済み)

 

どれも自分に当てはまるような・・・。

 

しかも!

 

日本人成人の90%以上は、水痘帯状疱疹ウイルスが体内に潜伏していて、帯状疱疹を発症する可能性があります。50歳代から発症率が高くなり、80歳までに約3人に1人が帯状疱疹を発症するといわれており、今後さらに増加することが確実視されています。コロナワクチンと帯状疱疹の関連性は現在では不明ですが、コロナ禍での生活は帯状疱疹をさらに増加させるに十分な根拠があります。50歳以上の人にとって帯状疱疹ワクチンは強く薦められるワクチンと考えます4)。帯状疱疹ワクチンは2種類あります5)。接種する前によく考えて予約してください(医療法人信岡会菊池中央病院のHPより)

 

なんて報告を発見。

帯状疱疹ワクチンも打たなきゃいけないのか!

 

僕、多分3回目のワクチンは打たないと思うんです。

 

1回目と2回目は、

飲食店オーナーってのもありましたし

(ワクチンを打ってない方は

従業員が打ってなくても気にされませんが、

打った人は従業員が打ってないことに

不安を感じられると思うんです)、

森山威男さんとのレコーディングもありました。

また、妻が里帰りすると決めていたので、

あなたも行くんだから

必ず打ってねと言われていたのです。

 

ところが!

2回目のワクチン接種で、

妻に副反応が出まして・・・。

クリニックを出て、

車で昼食に向かう途中のこと。

突然、

助手席にいた妻が息が出来ないと!

視界がどんどん狭くなると!!

今までありがとうと!!

 

信号赤で止まったら、

止まってる間に死ぬんじゃないかと、

焦りました

(信号無視すべきかとも思ったんですが、

事故で二人とも死ぬ可能性ありますからね)。

そんなにまだ離れたなかったので、

ワクチンを接種したクリニックに大急ぎで戻り、

横になって安静にして、

経過を診てもらうことに・・・。

特に薬を飲んだりはしなかったのですが、

クリニックに戻り、

安心したのか、

妻も落ち着きを取り戻し、

なんとか無事に一命を取り止めました。

 

ちなみに!

その夜なんですが、

僕の身体にも異変が・・・。

すっかり具合の良くなった妻と夕食を食べていたら、

視界に入るものの輪郭が、

金粉をまぶしたように輝き始めたのです!

妻、

テーブル、

椅子、

冷蔵庫、

壁掛け時計、

花瓶、

皿、

グラス・・・etc。

何もかもが光り輝き始めたのです!!

僕はいつしか

怒りと悲しみの感情を完全に失い、

この世の全ての人を

許せるような気持ちになっていたのです・・・。

妻が僕に言いました。

 

「何か別のモノ打たれたんじゃないの・・・?」と。

 

また、

話が脱線しましたね。

コロナ感染記なのに、

ワクチン接種記になってる。

 

どこまで話しましたっけ?

 

そうそう、

エジンバラで感染して、

発症して、

熱と頭痛と体の痛み!

何と10日間寝込んだんです。

人生でこんな事初めてでした!!

 

個人的にはただの風邪ではなかったです。

妻のお父さんやお母さんにとっては

ただの風邪だったかな(共にワクチン3回接種)。

 

基礎疾患のある人は危ないというのは、

実感したような。

僕の帯状疱疹は、

コロナ感染による体力の低下による発症ではないかなと。

もう、人それぞれですね。

知り合いで重症化して生死を彷徨った人もいるし、

取引先のご家族は亡くなってますし・・・。

片や、

感染しても無症状だった人も何人も知っています。

そう言えば、ロンドンの知人が、

「コロナで亡くなった人もワクチンで亡くなった人もいるからね」

と言っていたのが印象的でした。

 

結局、

エジンバラに到着し、

家族全員感染し、

全員が検査で陰性になるまで2週間。

全ての予定が14日スライドすることに・・・。

エジンバラもグラスゴーもロンドンも

DJの機会は流れてしましました・・・。

 

当初、

2月中旬から、

3末の下旬の旅の予定が、

日本の感染者の拡大と

僕の感染により、

3月中旬から4月中旬までの滞在と大幅にズレ込み

ブッキング担当者、

関係各位には大変ご迷惑をおかけしました。

済みません。

又、

楽しみにしていた人も申し訳ありませんでした。

 

別に自分を正当化する訳ではありませんが、

感染して責められたり

村八分になることもある日本と違い、

イギリスは、

ご近所さんが食べ物やお花を運んで来るそうです。

エジンバラでも妻の家族に大変お世話になりました

(僕がロンドンから運んで来た可能性もゼロではないのに!)。

文化の違いですね。

 

4月の1週目には体調も回復し、

グラスゴーでサンダーキャットのライブを観ました。

その後、ロンドンへ行って、

GILLES PETERSONさんの番組に急遽出演させてもらったり、

飲食店のリサーチをしたり、

旧友と食事に行ったり。

スコットランドに戻ってからは、

日本人選手が大活躍したセルティック戦を観戦!

Rebecca  BasmantちゃんやJoseph Malikと再会したり

とても有意義な時間を過ごしました。

最終日ににはサプライズで、

妻のご両親に

僕が大好きなBarbara Hepworthの展覧会に

ご招待頂いた上に、

フェアウエル・ディナーも

ご馳走になってしまいました。

 

前半、地獄。

後半、充実の今回の旅。

ハッピー・エンドっちゃー、

ハッピー・エンドなんですが、

お恥ずかしながら、

ロンドンのホテルにパスポートを置き忘れ・・・。

既にFacebookでは

ドキュメンタリー風に

レポート済みなんですが、

今度まとめて

『パスポート紛失記』

をアップしようと思います(汗)。

 

PS

 

ロンドンもエジンバラも

もう、コロナ後の世界でした。

規制はなくなり、皆、普通に生活しています。

エジンバラは電車と

飲食店内はマスク自主的にしてたかな?

クラブやライブ・ハウスは

フリーダム状態w

 

あれ、

全員かかれ戦略?

集団免疫獲得ってヤツなんですかね?

死んだら運悪かったねっ

て事なのかなぁ・・・。

 

ただ、

ロンドンで感染していない人もいまして、

その人達は、

ちょっとテンションが違いましたね。

危機感あるというか、

感染したらどうしよう・・・みたいな。

 

僕は医者でも専門家でもないので

コロナは・・・だ、

みたいに

断言はしません。

 

人それぞれ症状が違う

としか言いようがありません。

 

皆さんもどうかお身体にはお気をつけて。