TCJF2021プレ・パーティー | 沖野修也オフィシャルブログ Powered by Ameba

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Kyoto Jazz Massive 沖野修也 Official Blog

 

7年振りに復活し、

来年1月にクローズしてしまう

新木場ageHaで開催する

Tokyo Crossover/Jazz festival

略してTCJF。

 

今週木曜日にプレ・パーティーを行います。

 

従来までは

新丸ビルのMarunouchi Houseで

プレ・パーティーという形を取って来ました。

 

無料ということもあって

毎回、

1000人を超える入場者で盛り上がりました。

これで満足して本編に来ないなんて止めてよ!

と呼びかける事も。

Marunouchi Houseのビールが

全て売り切れるという記録を

作ったりもしました。

 

残念ながら今年は時節柄

ON LINEでのプレ・パーティーになります。

 

それでもメリットがない訳ではないのです。

TCJF本編のライブは配信されるのですが、 

DJは権利関係の問題から配信できないのです。

ただ、プレ・パーティーは、

日本原盤に限定するプレイなので

それが可能になります。

 

しかも、今回、久々の子弟B2B!

え、B2Bって何ですかって?

 

DJが1曲交代でプレイするDJセットの事で

正式名称はBack To Back。

 

普通、DJは次の曲を自分で選びますよね?

でも、このB2Bは次の曲が選べない(苦笑)。

 

つまり我々は何処に向かうのか

やってる方も全く予測がつかないのです。

普通DJって、

勿論、オーディエンスの反応を受けて

その場で次の曲を決めるのですが、

一人でやる分には

ある程度見通しがつくというか、

お客さんが乗って来たら自分が主導して

自分の得意な方向性に持っていけるのです。

 

ところが次の曲を相手が決めると

思わぬ音楽性に変化する事もあるし、

それを自分のスタイルに戻したり、

或いは、

相手に乗っかって

流れに身を任せる事もあります。

時には、

守備範囲ではない曲を相手にかけられ、

その後、かける曲がない!

なんて崖っぷちに立たされる事も。

 

オーディンエンスだけでなく、

DJとの駆け引きもある訳です。

前と横とのコミュニケーション???

 

B2Bは、

どちらがより聴衆を盛り上げられるか

という勝負的な側面もありますし、

相手を困らせて自分を優位に立たせる

という事も可能です。

はたまた、

その駆け引きがヒート・アップする事で

フロアーが過熱して行くという

相乗効果もあるのです。

 

つまり、

チェスや将棋のような頭脳戦であり、

テニスや卓球のラリー、

いや格闘技のような肉弾戦でもあるのです。

 

故に、時には流血する事も!

いや、殴り合う訳じゃないから、

血は出ないだろう??

 

いや、それが、

前回のDJ KAWASAKIとの対決(笑)は、

流血戦になったのです。

 

え、その曲俺がかけたかったのに!とか

お前の方が盛り上げてどうすんねん!と

殴り合いにでもなったのか?

 

いえ、違います。

 

執拗な僕の追い込み

(プロデューサー被せに、

レーベル被せ、

カバー被せに

ボーカリスト被せ)

で焦りまくっていたDJ KAWASAKIが

必死になって次のレコードを探す内に

両手の爪の付け根を傷つけてしまい

血だらけの指でDJをし続けたという

鬼気迫るB2Bだったのです・・・。

 

そんな流血戦から

何と11年振りの師弟対決。

 

相手が何をかけようと関連性を見出し、

その上で

相手が何をかけていいか判らない

という意外性を発揮しなければいけないB2Bは

ある意味、

DJの真価が問われると僕は考えているのです。

故に、

これはDJ KAWASAKIの実力が査定される

絶好の機会ですよね。

 

ただ、かつてDJ KAWASAKIとのB2Bでは

"潰す"なんて過激な表現

(親ライオンが

子ライオンを谷底に落とすってヤツですな)

を使った事もあり、DJ KAWASAKIに

「そういうのは勘弁して下さい・・・」

と言われているので、

レーベルを発足し、

今年はニュー・アルバムを発表した

彼の良さを存分に引き出しつつ、

共同作業的にTCJFの"盛り上げ"

(今年出演するアーティストだけでなく、

過去の出演者の音源も混ぜる予定)に

貢献したいと思います。

彼も本編はライブ出演だけなので、

DJ KAWASAKIのDJが楽しめるのは

プレ・パーティーだけなのです。

 

ちなみに、

有料開催という事でDJ KAWASAKIが、

PA LIVEをフィーチャーします。

一人は、

DJ KAWASAKIの最新アルバム

『ONE WORLD』で

リユニオンを果たした多和田えみ。

KAWASAKI RECORDSから

来年シングル・カットされる

「Light Your Light(Muro Edit)」を

本人が生で歌って先行披露します!

 

そして、

もう一人のPA LIVEは藤村美緒。

トロンボーンで『ONE WORLD』に

参加しただけでなく

11月下旬にはMIOMATICなるユニットで

KAWASAKI RECORDSから

7インチ・デビューも決まっています。

オリジナル曲とカップリングされるのは、

クルセイダーズのウェイン・ヘンダーソンの

カバーでヒップ・ホップの名曲と知られる

「Step Into Our Life」!

何とDJ Koco aka Shimokitaが

プローデュスの話題作です。

 

更には、

19年振りに今年リリースされる

KYOTO JAZZ MASSIVEの

ニュー・アルバムからも

何か投入してみようかなと!!

 

とにかく盛り沢山なTCJFプレ・パーティー。

 

地方の方も海外在住の方もお楽しみ頂けます。

 

是非ご覧になって下さい。

 

https://tokyocrossoverjazzfestival.zaiko.io/e/pre-party