何故今なのか? | 沖野修也オフィシャルブログ Powered by Ameba

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Kyoto Jazz Massive 沖野修也 Official Blog

先月末に某配信番組で発表し、

12月10日に、

Facebookのイベントページが立ち上がり、

12月19日にも、ご報告とお願い

というFacebookでの投稿で

改めてお知らせしました。

 

この度、

渋谷ストリームエクセルホテル東急さんの

運営の下、

The Roomを経営する

弊社Extra Freedomが

★STARMARK® さんとご一緒に

立ち上げた

「The Room Project」

によるプロデュースで、

来たる12月23日、

渋谷ストリームの1Fに

The Room COFFEE & BARを

オープンする運びとなりました。

 

 

何故今?

というお声も頂戴しました。

それは批判や疑問ではなく、

恐らく驚かれたのだと思います。

 

感染症による経済の打撃と

先行きの見えない不安がある中、

新店をオープンして大丈夫なのか?

とご心配頂いてもいるのでしょう。

 

でも、

僕としては、

今だから!という想いがあるのです。

 

Facebookのご報告では、

ご挨拶と厚かましいお願い

(通常お祝いはご辞退しているのですが、

それでもお花を贈って頂ける方がいらしたら、

観葉植物をご検討頂きたいと僕の非常識ぶりを

また発揮してしまいました・・・済みません)

でしたので、個人ブログでは

詳しく事の経緯をお話ししたいと思います。

 

実は、

渋谷ストリームさんとは

不思議な縁がありまして・・・。

 

今を遡ること5年以上前の事になるんですが、

東急バスの中で、

突然見知らぬ女性に声をかけられたのです。

 

その方、

東急グループの

とある秘書室にお勤めだとかで、

僕のラジオ番組のファンだったんですよね。

 

短い間だったんですが、

バスの中で、

「沖野さんにもっと活躍して頂きたい!

弊社の重要人物をご紹介させて下さい!」

と熱く語って頂きました(笑)。

 

いやー、

人生何処で何があるか判りませんよね〜。

 

で、

東急電鉄、

東急バス、

東急プラザから東急ホテルズさんまで、

部長〜支配人クラスの方と

何人も引き合わせて頂いたんです。

東急プラザ銀座の屋上でのイベントも

この方のお陰で実現したんです。

 

しかも、ある日、

東急グループさんの

再開発を巡るヒヤリングにお呼び頂きまして

(渋谷区長とZeebra君と僕が個別に)。

その時に、

渋谷ストリームの計画のお話を

お聞きしたんです。

ホテルも出来るけれど

まだ何も決まってないんですよと・・・。

 

ホテルが出来るのかぁ。

いつかプロデュースしてみたいなぁ。

僕に実績や実力があればなぁ。

と思いました・・・。

 

時は流れ、

★STARMARK® の代表、林正勝さんから、

ハロウィンに渋谷のセルリアンタワーで

大人の仮面舞踏会をやるんですが、

ブッキングをお願いできませんか

というオファーを頂きました。

 

林さんと言えば、

架空のサントラ・プロジェクト、

『BLACK FINGER』の第二弾、

NTT Docomoとタイアップした

「〜FROM SHIBUYA WITH LOVE」編で

ご一緒したことがあったんです。

HP上で

オダギリ・ジョーさんの広告と

一緒だったこともあり

Webアクセスが

1日1000万PVを叩き出し、

僕の存在(というよりも僕が扮した私立探偵

BLACK FINGERの存在?)を

億単位の人に知らしめた

スーパー・プロデューサー。

 

そんな林さんと

今後の僕の展望をお話しする機会があり、

ビルを一軒まるごと

プロデュースしてみたいだとか、

一軒家コンプレックス構想を打ち明けたり、

それこそThe Roomのコーヒー店を

全国展開するなんて

僕が得意の妄想話に花が咲きました。

 

林さんは

ニコニコしながら

いいですね〜

面白いですね〜と

聴いて下さるから

僕もいい気になって

延々と喋り続ける訳です(苦笑)。

 

今年の春に

母がなくなり、

ラジオ番組も終了し、

The Room本店も休業に突入。

 

仕事は全てキャンセルで

状況としては最悪だったんですが、

じたばたしても仕方ないし、

流れに身を任せ、

それこそ毎日ビーチに行って

どうするかなーなんてイメトレしてた訳です。

 

The RoomのGM冨永陽介は

いち早く

クラウドファンディングに名乗りを上げ、

店を守る動きを見せてた訳ですし、

僕もオーナーとして

散々資金投入して来たから

追加する発想はなかったものの

何とか存続の為の

突破口を探してはいたんです。

 

端から見たら、

呑気に湖水浴(琵琶湖なので)していて

せっせとゴミを拾うおじさんにしか

見えなかったと思うんですがw

 

京都や福井でも事業展開されている林さんと

新しく出来た ACE HOTELで

お会いした後だったかなぁ?

 

「渋谷のストリームの1Fで

お店がやれるかもしれませんよ」

とご報告頂き、

その次にお会いした時は、

「決まりそうです〜」

と。

 

え?

早っ!

 

彼の察知&実現能力が凄くてですね(笑)。

 

Miyashita Parkの

The Shibuya Souvenir Storeで

販売されている

僕のジャズ・ミュージシャンの肖像画を見て、

数日後には

彼がプロデュースしている

京都新聞社の配信スタジオの

壁画制作を依頼して来たり、

実は、この秋に実施した

The Room Campなる野外イベントも

彼なくしては実現しなかったんです。

 

野沢温泉村に京都から機材を持ち込んで

来年以降に画策しているフェスの

実験を行なっていた僕と

林さんと僕が密かにベトナムで進めていた

プロジェクトの投資家が

日本で出資している

キャンピング・カー会社の社長と

山中湖畔でキャンプ・サイトを運営しているオーナー

(林さんの友人でたまたま僕の知り合い)を

The Room Projectの試みとして

まとめ上げたのが林さんだったんです

(やるしかない座組み!

でもそれを形に出来る人はなかなかいないかと)。

 

その林さんと

渋谷ストリームエクセルホテル東急の

杉野支配人が、

この度、

The Roomのブランドを

ストリームの1Fで展開するという企画に

ご尽力頂いたのです。

 

ま、

迷う間もなく

とんとん拍子で話が進んだので

実際には

断る選択肢はなかったんですが(笑)、

それでも自問自答しましたよ。

 

本当に今やって大丈夫なのか?

今やるべきことなのか?

 

と。

 

答えはYES。

 

このまま野垂れ死ぬか?

それとも、

引退して、

自給自足でもするか?

 

答えはNO。

 

様々な人々が出会い、

数々の音楽を生み出して来た

The Room。

 

渋谷という街に根差し、

時代の変化と並走して来た28年。

 

事態が好転しようが悪化しようが、

今、仕掛けることによって、

先の見えない状況を

切り開いて行くしかない。

 

何故今?

と訊かれれば、

今だから!と答える。

今、動き出さないと

悪い流れに飲み込まれてしまう。

 

感染の拡大だけじゃない。

ネガティヴな思考と

お偉い方々の無策と

現実からの逃避・・・。

 

いや、

逃げるんじゃなくて、

描いたヴィジョンを

現実化するイメージで動きたい。

 

勿論、結果はどうなるかは判りません。

しかし、

渋谷駅西南地下から東南への進出は

ナイト・クラブの新展開として

メッセージを発信出来るし、

イベントを行うことで

ブッキングした

DJやミュージシャンのサポートもで可能になる。

そして、

いくばくかの利益が出れば

本店の家賃に充当することも出来るだろう。

 

そう、これは、

単なる新規事業ではなく、

本店を、

そして、

渋谷の音楽文化を守る

僕なりの挑戦・・・。

 

こんなストーリーがあったんです。

 

それにしても、

あと3日でオープンってのが

信じられないです(汗)。

 

一昨日、

京都からレンタカーを借りて

自らヴィンテージ・チェアを

搬入しました。

そして、

僕は、今朝京都に戻って来たんですが、

まだ

渋谷ストリームエクセルホテル東急の

スタッフの皆さんが

塗装中だとか・・・。

 

間に合いますよね?

 

間に合わせます!

 

次回は、僕とコーヒーの関係について

ブログを書こうと思っています。