11月28日ON AIRの
The Room Radioには、
平日の人気イベント、
しかもアフロビートに特化した
"密林"から、
長田定男さんに次いでCICCIが登場。
CICCIは何度もThe Roomで会っていて、
Smile Villageの人、という認識だったのけれど、
密林にもフィットする懐の広さを持っているのは
頼もしい限りだ。
長田さんは僕が京都にいた頃から
民族音楽を中心にプレイされていたレジェンドだから
密林に参加されていることはとても光栄だったのに加え、
密林と彼の合流は、
本気でアフロビートに惚れた人間にとって
自然なことなんだろうなぁと思っていた。
一方CICCIのような若い世代、
しかもネイティヴ・タン世代が
元ネタを経て、
アフロビートに辿り着いたのも嬉しい事だ。
ロンドンでは、
ドラムン・ベースと、
まるで並列するかのように
アフロ・ビートを消化し、
自らのリズムに取り入れている
若いミュージシャンによって結成されたバンドも少なくない。
そして、
彼らの音楽を我々ベテラン世代がサポートしていたりもする。
どの国でも
世代を超えて支持される音楽があり、
世代を超えて同じ音楽で繋がったりもする。
分断は嘘と無知によって・・・
連帯は愛と知識によって!!
また、同じアフロビートをプレイするDJでも
世代が違うとその解釈、
かけ方がどう変化するのかがとても興味深い。
The Roomという括りの中で、
更に
密林に出入りするDJの
類似性と独自性とは何か?
そんな聴き方をしてもいいかもしれない。
ちょっと待てよ。
僕もATCQの元ネタを掘った口だから
実はそんなに年が変わらない?
いや、
凄く低年齢でHIP HOPに目覚めた早熟!
って可能性もあるな。
いずれにせよ、
彼の音楽センスも
音楽に対する洞察も
年齢なんか関係なく
ハイ&ディープ。
果たして
アフロビート度はどこまで高いのか?
ジャズやソウルをいかに混ぜ込んで来るのか?
グラデーションを描くのか?
ひょっとしてコラージュ的に?
それとも
往来する中で
異なるタイプの音楽に共通するグルーヴを紡いで行くのか?
そして、
今も
HIP HOPの影響は健在なのか?
CICCIのMIXに対する興味は尽きない。
それにしても
GMの冨永が、
次から次へと強者を送り込んで来るよなぁ。
今回もTwitterのタイムラインが盛り上がりますように。
という訳で
毎週日曜夕方4時からは
InterFM897でThe Room Radioを宜しくお願いします。
CICCI (Smile Village)
中学生の頃、改正開始されたばかりの日本語RAPからHIP HOPにのめり込み、ATCQを知ると同時にRAMPを教わったことで、サンプリングされた楽曲からJAZZやSOULにものめり込む。FUNKやAFROBEATなど、のめり込む幅は広がりつつ、今度は深くまでめり込んでいこうとしています。
偶数第2土曜 "Smile Village" 於 恵比寿 Enjoy!House
毎月第2水曜 ” 密林 ” 於 渋谷 THE ROOM
((休止中)) "Bee’s Knees" 於 新宿 カブキラウンジ
((不定期)) "Counter Attack of"NONSENSE""於 不定