4組のアーティストの楽曲を1バンドでやる方法 | 沖野修也オフィシャルブログ Powered by Ameba

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Kyoto Jazz Massive 沖野修也 Official Blog

いよいよ明日3/29(東京)、明後日3/30(大阪)に迫って来ました!

僕が代表を務める音楽制作会社EXTRA FREEDOMの20周年を記念して行われる

Kyoto Jazz Massive関連アーティスト総出演のファミリー・コンサート。

 

Kyoto Jazz Massive Live feat.N'Dea Davenport,Vanessa Freeman,DJ KAWASAKI and ROOT SOULと銘打っていますが、quasimode/Kyoto Jazz Sextetの平戸祐介、Soil&"Pimp"Sessionsのタブ・ゾンビ、Mountain Mocha Kilimanjaro/Kyoto Jazz Sextetの栗原健、Central/Mano Arrivaの西岡ヒデロー、そして、The Roomとゆかりの深いHanah Spring、白根佳尚、Jaribu Afrobeat OrchestraのTetta等まさに家族的にして日本のクラブ・ジャズ&ファンクのオール・スター・チームになっています。

くどいようですが、僕はサッカーの日本代表になぞらえ、オキノ・ジャパンと呼んでいるんですけどね。

 

今回、基本的には弊社所属のアーティスト、Kyoto Jazz Massive、Shuya Okino(手前味噌ですが)、DJ KAWASAKI、ROOT SOULの4組のアーティストの楽曲を一つのバンドで演奏します。それぞれに持ち曲が相当数あり、フェスなら別々のバンドでも出られるんですが、今回、敢えてファミリー・コンサート!という形式でぐっと凝縮した内容にしてみました。

 

何故なら、この4組、何気に被ってる部分があり、そこを鎹(かすがい)にすれば、一つのバンドとして一体感が出せると思ったんです。昔のジャズが同じ面子でもリーダーが変わるとその人の名義で作品を発表していたように、僕達は同じボーカリストを起用しても、プロジェクトごとに使い分けで来ましたしね。でも、折角の20周年。集大成にするべく、4組のアーティストを合体させて弊社にとってのドリーム・チームの結成を実現したんです。

 

この4組の相関関係をざっと箇条書きにします。

 

*Kyoto Jazz MassiveのボーカルはVanessa Freeman。

*VanessaはROOT SOULにも2曲参加。

*N'Dea DavenportはShuya Okinoのソロ・アルバムに参加。

*N'DeaはDJ KAWASAKI作品にも2曲参加。

*ROOT SOULこと池田憲一はKyoto Jazz Massive/Shuya Okino/DJ KAWASAKI作品でベースやプログラミングを担当。

*ROOT SOULはShuya Okino『Destiny』を全曲生演奏でRemix。

*Shuya OkinoはROOT SOULやDJ KAWSAKIのプロデューサー。

*DJ KAWASAKIは Shuya Okinoの「Shine」をプロデュース。「Destiny」をRemixし、「Sun Will Rise」のRe-Editも手掛けた。

*パーカッションの西岡ヒデローはROOT SOULやDJ KAWASAKIのホーン・アレンジメントを担当

*平戸祐介、タブ・ゾンビ、栗原健はShuya Okinoの別プロジェクト、Kyoto Jazz Sextetに参加

*Hanah SpringはDJ KAWASAKIのアルバムで吉田美奈子「Town」をカバー。Shuya Okinoソロ・ライブでTokyo Crossover/Jazz Festivalに出演。

 

等々

このメンバーはとても密接に絡みあっているのです。

 

勿論、今後はまた別々に活動してゆく訳ですが、この会社発足20周年という目出度い機会だからこそ、全員を同じステージに上げ、一緒に音を出したいと思います。

僕が4組のアーティストの楽曲を厳選し、このメンバーで、ストーリーを構成し、一つのバンドに纏め上げました。

 

豪華メンバーが、どうやって4組のアーティストの楽曲を1バンドで違和感なく演奏するのかっていうのも聴き所だと思います。

 

まだチケット僅かに残りありますので、迷ってる人は是非遊びに来て下さい。決して後悔はさせません!

 

PS

 

僕の会社名EXTRA FREEDOMは、X-LARGEって表現があるように、より大きな自由という意味を込めて名付けました。しかし!元Mondo GrossoのB-Bandjに「刑務所の自由時間?」なんて茶化されたことも(笑)。ダブル・ミーニングにしたらシニカルでいいかもねと答えておきました。でもね、僕達の人生って実は色んなことに囚われていると思うんです。偏見とか先入観とか・・・。だからそう言ったものを打ち破る為にも、"今ある自由"を更に拡張したいという思いは発足してからずっと持ち続けています。故に、この社名をとても気に入っているんです。

 

PPS

 

Kyoto Jazz Massiveのライブ、2年振りになるんですが、お恥ずかしい話、2年前の大阪公演でようやく母が僕の仕事を認めてくれまして・・・。48歳の時ですよ!

それまでは実家に帰る度に「あんたいつになったら就職するんや?」と言われ続けていたんです。10年程前には京都市役所前で行われたDJイベントに誘ったものの、「あんた台の上で何してたん?」と言われる始末・・・。

 

それが、2年前のKyoto Jazz Massiveのライブで初めて僕の仕事を認めてくれたんです!

終演後、僕に駆け寄るなり、母は僕にこう言いました。「素晴らしい仕事やんか!あんた何でもっと早く言ってくれなかったん?歌手だったって・・・」と。

確かにバッキング・ボーカルをやってましたけど、会社社長なんです、僕・・・。