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Kyoto Jazz Massive 沖野修也 Official Blog

 

既にThe RoomのFacebookで

スタッフが表明していますが、

2017年4月以降も営業を続けることが決定しました。

 

僕の資金提供がなくても

スタッフが自主運営し、

継続して行くをいう意思を元旦の朝、

確認しました。

 

この1ヶ月お騒がせし、

ご心配をおかけしたことを

お詫びすると共に

改めてのご愛顧をお願いしたいと思います。

 

12月に入って

24周年記念パーティーが5回も決まっていたのに

僕は2017年3月での閉店を検討し始めた訳ですから

スタッフはさぞかし困惑し、

葛藤したに違いありません。

 

突然の僕の意思表明に動揺もしたでしょうし、

業績の悪化を食い止められていないことに

すっかり自信を失っていたようでもありました。

 

しかし、

度重なるミーティングの成果と

"あるOB"のコラボの申し出などもあり、

(近日中に発表されるとおもいます)

更には

毎週末の周年に訪れていた頂いた

お客様の励ましや

関係者によるこれまでの業績の評価によって

彼等は徐々に前向きになっていったようでした。

 

最終的には12月の営業成績が

目標を20%を上回るなど

ファンの皆さんに大勢集まって頂いたことと

スタッフの努力もあって

数字にも明るい兆しが差したのです。

 

諦めずに

やれば出来るということを

彼等も身を以て知ったことでしょう。

 

お越し頂いた全ての方に

感謝の意を表したいと思います。

 

ありがとうございました。

 

2014年4月以降は

店にいれば給料が貰えるということではなく

自分達が稼いだ売り上げからしか給与は払われない

という感覚を

しっかりと意識して働いてくれると信じています。

 

当たり前のことなんですが

その場にいるだけでお金がもらえるなんてことはないんです。

 

ましてや

クラブの主流とは呼べないThe Roomは

相当な努力がないと生き残って行けません。

 

昨年末ブログにも書きましたが、

引き続き

僕達は、

 

"かつて情報を求めてクラブに通った人種を

引っ張り出すのはそう簡単なことではない"

 

という現実を厳粛に受け止め

 

"音楽だけではなく

人との出会いこそが魅力的であったのに

終電で帰って家でゲームをする人を引き止められないのは何故だろう?"

 

ということを真摯に考えて行かなければならないのです。

 

とは言え

 

"元気のいい小箱は都内に存在するし、

アメリカの現代ジャズの隆盛には目を見張るものがある。

僕的にOKな音楽が全世界的に注目されている"

 

という前向きな材料もあるので

きっと復活する何らかの手だてはあると思うんです。

 

思い返せば、

 

"「渋谷のクラブ・シーンは終っている」と言われていた。

しかも246の南側で

週一や月一のレギュラーでさえ難しいと思われていたジャンルで

毎日営業するなんて絶対に無理だ!

という多くの人の助言を無視して(笑)

契約から1週間で

しかもたった600万の資金で

開店した"

 

The Room。

 

逆境からのスタートだったんです。

 

70万人ものルームメイトが足を運んだという

貴重な財産を

もっと活かすことも可能なのではないでしょうか?

 

ちなみに

2017年1月からは

車内ベンチャー的に

新たなプロジェクトを立ち上げ

The Roomを活性化するプランを

スタッフが提案してくれています。

 

ここにも"あるOB"のご尽力が反映される筈です。

 

勿論、

僕も引き続きDJとしてはThe Roomに関わって行きますし、

資金は鐚一文使いませんが

助言は惜しみなく与えたいと思います。

 

いずれにせよ

スタッフの真価が問われる年になりそうです。

 

2017年の25周年に向かって

新たなスタートを切りました。

 

この1年暖かく見守ってやって下さい。

宜しくお願い致します。