今年最後のオキノ・ジャパン | 沖野修也オフィシャルブログ Powered by Ameba

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Kyoto Jazz Massive 沖野修也 Official Blog

 

サッカーの日本代表にあやかって

僕は

自分がライブを行う際に

バンドのことを通称で

オキノ・ジャパンと呼んでいる。

 

KYOTO JAZZ MASSIVE、

KYOTO JAZZ SEXTET、

SHUYA OKINO LIVE SET、

そして、

僕が人の為に人選したバンドの場合と

色んなケースがあるけれど

国内外のミュージシャンを招集、選抜し、

自分のアイデアを具現化する時は

どれもが僕の中ではオキノ・ジャパン。

 

僕は監督の立場で

ディレクションし、

フロントをフォワードに喩え、

バンマスを司令塔、

ドラマーをゴール・キーパーに見立てて、

時にサッカーと同じメンバー数になる時は

全員のフォーメーションをステージで

紹介したりもする(笑)。

 

今年は

MONDO GROSSOの20周年を記念して

トリビュート・ライブを行ったし、

RUTH KOLEVAの初来日でも

脇を固めるメンバーをオキノ・ジャパンとして

世に送り出した。

 

特にMONDO GROSSOのトリビュート公演は

チケット発売日に即完売という

僕の音楽人生で初めての偉業?を成し遂げ、

東京と大阪で合計3000人近くの方にライブを

拝見して頂いた。

 

そして、

2016年12月には

オキノ・ジャパンが

今年最後のライブを

KYOTO JAZZ SEXTETとして

丸の内のCOTTON CLUBで行うのだが、

こちらもチケットはソールド・アウト。

 

CD販売の苦境が伝えられる中、

やはりライブはまだまだ勢いがあるなと

僕自身も強く実感することとなった。

 

このCOTTON CLUBでの公演、

もうチケットが買えないので

ブログで煽る必要はないのだけれど

(通常自分のイベントでは必死で告知しているので

奇妙な気持ちがする)、

お越し頂く皆さんの為に、

ライブの見所をお伝えしたい。

 

本当に観れない人には申し訳ないと思う。

済みません(謝)。

 

このKYOTO JAZZ SEXTETとして行う

オキノ・ジャパン、2016年のラスト・ライブは

メルシャン・ワインさんのご協賛、

InterFM897の企画で実現した

スペシャル・イベントで

ゲストにMonday満ちるさんをお招きした。

 

Monday満ちるさんと言えば、

今年3月の

MONDO GROSSOのトリビュート・ライブにも

ご参加頂き、

ある意味、

オキノ・ジャパン2016の

重要人物であると言えるだろう。

 

ご存知の方もいらっしゃると思うが、

僕は1995年から1997年までの2年間、

彼女のマネージャーを担当していた。

丁度アルバム、『JAZZ BRAT』から、

『DOUBLE IMAGE』の直前までだ。

 

という訳で

今回、

KYOTO JAZZ SEXTETでMondayさんと

所縁の深い曲を演奏するという僕の構想が

見事、形になることとなった。

 

元マネージャーだから

恐れ多いっていうのもあるから

多分この組み合わせは最初で最後。

 

それだけに

このブログは

チケット買い逃した人の神経逆なでするだろうな・・・

と思いつつ(苦笑)

更に詳しく内容について触れたいと思う。

 

僕とMondayさん、

あまり知られていないけれど、

実は色々な形でコラボレーション

(と言ってもいいのかな?)

して来ている。

 

今回はそうした

僕達がこれまで交わって来た曲を

KJSで演奏するのだ。

 

まずは、

1994年にフォーライフからリリースされた

オムニバス形式のKYOTO JAZZ MASSIVE

に収録されたBAHIA SUNSETS名義の作品

「SOMEWHER NOT HERE」。

これは、大沢伸一君とMondayさんに

ブラジリアン・ユニットを結成してもらい

僕が作詞を手掛けた。

そもそもこのBAHIA SUNSETSは、

MONDO GROSSOのメンバーを

切り分け、彼等のバック・ボーンである

様々な音楽性を表現し、

KYOTO JAZZ MASSIVEという

ショーケースに収録するという企画の中で

持ち上がった話で、

大沢君の持つブラジル音楽への関心を形にするために

Mondayさんとの架空のユニットとして誕生。

しかし、

瓢箪から駒というか、

噓から出た誠というか、

これがきっかけで盛り上がった二人は

その後、カルロス&マリアというユニットに変名し

音源をリリースするだけでなく

新宿のリキッド・ルームで

あの阿川泰子さんをフィーチャーし

ライブを敢行したのだ。

 

そんな

不思議なサクセス・ストーリーのきっかけとなった

「SOMEWHER NOT HERE」を

ボッサ・ジャズ・ヴァージョンで

お聴かせしたい。

 

そして、

僕が共同プロデューサーとして関わった

「SUNSHINE AFTER THE RAIN」も勿論演る。

 

これは、

Mondayさんが書いた曲のアレンジを相談され、

ダンス・クラシック風味の作品に仕上げたのだけれど、

今思い返してみるとクラブ・ジャズ・シーンにおける

ディスコの再評価としてはかなり早かった曲で、

僕にラリー・レバンの存在を教えてくれた同郷の

伝説的DJ、藤本和也さんとの出会いなくしては

完成しなかった筈。

 

後にMASTERS AT WORKのREMIXが世に出た時、

僕が曲に込めたラリー・レバンへのオマージュが

現代的なハウス・ミュージックとして蘇ったことに

いたく感動した。

 

このSUNSHINE AFTER THE RAINは

原曲のコード進行を用いながらも

"真逆のリズム"で再現する予定だ。

 

その「SUNSHINE AFTER THE RAIN」を収録した

アルバム、『JAZZ BRAT』では、

こともあろうか

僕がバッキング・ボーカルを担当した曲が

存在する。

 

それが「LOOK INTO THE PAST」。

 

Mondayさんがレコーディングの時に、

「男性の声が欲しいな」と言い出し、

僕に白羽の矢が立ち!

生まれて初めて

プロのレコーディングに駆り出されるという珍事が・・・。

 

ミックス・ダウンの時に、

YOUNG DISCIPLESやTWO BANKS OF FOURの

キー・パーソンだったDILL HARRIS(エンジニア)が

どんどん僕のチャンネルのフェーダーを下げて行ったのが

忘れられない(笑)。

 

一聴すると殆ど判らないけれど

よく耳を澄まして聴くと何気に存在感がある?

ない??

 

この曲で僕、歌わされるのかな?

ボリューム、下げられないかな?

 

更にコラボと言えば、

TOKYO CROSSOVER/JAZZ FESTIVAL関連コンピ、

『TOKYO CROSSOVER NIGHT』に提供した

僕のソロ名義での作品、

「BLIND」でもMondayさんに

作詞とボーカルをお願いしている。

 

オリジナル・ヴァージョンが世に出ることにはなかったのだけれど、

KYOTO JAZZ MASSIVEのRECONSTRACTIONとしてリリース。

 

今回は僕とROOT SOULの池田憲一が

ライブの為に改めてアレンジをやり直し、

CDとは全く違うヴァージョンに作り替えた。

 

デモも結構いい感じで、

これがKYOTO JAZZ SEXTETの生演奏でMondayさんに

歌って貰えるのは凄く楽しみだ。

 

今回、

KYOTO JAZZ MASSIVEがプロデュースした

Mondayさんの「SANDS OF TIME」も候補に上げたものの

ステージが60分ということで断念。

 

その替わりにリストに入れたのが、

MONDO GROSSOの「VIBE・P・M」。

 

この曲は

3月のトリビュート公演でもMondayさんを起用。

 

原曲のボーカルは彼女じゃないけれど、

ヨーロッパ公演で何度もMondayさんに歌って貰った

思い出の曲。

 

今回は特別に

フォーライフ盤『KYOTO JAZZ MASSIVE』に収録された

JAZZY MIXED ROOTSなるヴァージョンで再現したい。

ちなみに弟、好洋の編曲だ。

 

Mondayさんにご登場頂くのは上記5曲。

 

勿論、

GILLES PETEROSN、PATRICK FORGE、松浦俊夫といった

世界的に影響力のあるDJ達が最近プレイしてくれている

KYOTO JAZZ SEXTETの新曲、

「SONG FOR UNITY」も披露する。

 

このレコーディングでも大活躍してくれた

SOIL&"PIMP"SESSIONSのタブ・ゾンビも

MONDO GROSSOのトリビュート公演に引き続き

オキノ・ジャパンに再招集。

 

何でも衣装が見物だとか・・・。

 

とこんな感じで

今年最後の

オキノ・ジャパン=KYOTO JAZZ SEXTET feat.Monday満ちる

でのライブを行う予定だ。

 

このブログ、

アップしないことも考えたけれど、

お越し頂く皆さんの気分を盛り上げて貰う為

敢えてアップした。

 

本当に

来れない人、ごめんなさい!

 

それでも、

この公演の出来と、

オーディエンスの反応が、

来年以降のKYOTO JAZZ SEXTET、

そして

オキノ・ジャパンの成否の鍵を握っていると思う。

 

気合いを入れて

臨むので

お越し頂く皆さんにも

存分にお楽しみ頂きたい。

 

会場でお会いしましょう!